ずっと好きだったよ
モトキくんが好きな人いる
ってわかったときも
付き合わないでって考えてた
はぁ…諦めないでよかった
ちょっと声が震えたけど
自分の気持ちを素直に言えた
モトキくんは
ふっと笑った
じゃぁさ
あなたのお父さんとお母さんに
挨拶してから帰らなきゃな
って言って
モトキくんは
わたしの家に向かった
ちょっと!!!!
やだやだ、やめて!
って
本気で焦ったら
じゃ、また今度にする?
って
真顔になった
(多分本気だったっぽい)
相変わらず
ベタベタな関係じゃないし
(きょうだいみたいな
関係だったし)
LINEは多くないし
電話もほとんどないし
デートもめったにないけど
毎日うちには必ず来て
そばにいてくれるモトキくん
(絶対隣に座るの!w)
それだけでじゅうぶん!
やっと私たち
始まったところです
END.
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。