第2話

1話
709
2019/12/14 14:14
「明日は全員登校するように」と一颯先生からメールがあった。あってもなくても学校には行くつもりだ。
十六夜
十六夜
行ってきます
返事がないのは分かっているがつい癖で言ってしまう
学校につき、教室に向かって歩いていると、宇佐美さんと魚住さんが一颯先生の荷台に積んでいた荷物にぶつかっていた。
十六夜
十六夜
(わざとだろうなー)
そのあと直ぐに茅野さんが、話しかけていたが断られたのかそそくさと教室へ行った。
十六夜
十六夜
せんせー手伝う
柊一颯
もうすぐチャイム鳴るから教室に行って。
十六夜
十六夜
別に遅刻したところで担任は一颯先生なので良いですよ
柊一颯
じゃあ頼む
乗せ終わると
柊一颯
ありがとな、十六夜。
十六夜
十六夜
いえいえ
十六夜
十六夜
それじゃぁ
あんな荷物、今更準備してなにするんだよ、長生き出来る訳でもないのに
ガラガラ
諏訪唯月
うわ、来たのかよ、
水越涼音
来なくてもいいのにね
そんな悪口、もう聞き飽きた。後ろのドアに人が群がっている。どうせ開かなくなったのだろう。あんな人数でやってもあかないものはあかないのに。
柊一颯
席ついてー
茅野さくら
先生。後ろのドア開かなくなっちゃったみたいで.......
柊一颯
うん。取り敢えず、席につこうか。
後ろにいた人たちも席につき始める
柊一颯
あれ?甲斐くんたちは?
そういった瞬間
石倉光多
あー、間に合った間に合った
柊一颯
間に合ってない、遅刻だよ
須永賢
ぶっきー少しくらい大目に見ろってー
須永さんが一颯先生を蹴っていた。でも、受け身を少しとっていた気がする
甲斐隼人
うわ、偽善者(あなた)来てんじゃん
来て悪かったか?
柊一颯
今日は、皆さんに大切なお知らせがあります。
嫌な予感がする
柊一颯
今から皆さんには、「人質」になってもらいます。
当たった。
逢沢博己
人質ってどういうことですか...
柊一颯
俺の目的が達成するまで、皆にはこの教室にいてもらう。
ははははっ!
皆が笑う。多分私だけだ。今、真面目に考えているのは。こいつらがバカなのは今に始まったことじゃない。
宇佐美香帆
ぶっきースベっちゃったねー
水越涼音
卒業式前だから浮かれちゃったんだよね?いいよいいよ!そういうぶっきーきらいじゃないよ?
水越さんもうさん付けなんてしなくていいか、水越の言葉に周囲からはヒューヒューと歓声が上がる。煩い
諏訪唯月
ねぇもしかしてさぁ···卒業に関わる重要なことってこれ?このために全員出席するように呼びかけたの?
柊一颯
そうだよ?・・・卒業する前にみんなと一緒に解決しておきたい事があって
クラスメイトは皆笑っている。うるさい
石倉光多
んだよー、こんなことなら家で寝ときゃぁよかった!
甲斐隼人
あほらし、帰るぞ。
何故か手を引かれる
ドンッ
皆の視線が刺さる。当たり前か、甲斐を思いっきり突き飛ばしたのだから。
甲斐隼人
ってぇな!
石倉光多
おまえなにしてんだよ!
柊一颯
(あれはやばい)
須永賢
甲斐突き飛ばすとか、覚悟はできてるんだろーな!
(気持ち)【状況】
諏訪唯月
ねぇ、やばくない
水越涼音
やばいやばい。石倉と甲斐と須永突き飛ばしたよ、
柊一颯
おい、十六夜。落ち着け。
十六夜
十六夜
ウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイ
柊一颯
はぁ、
トンッ
茅野side
急に十六夜様が狂ったようにうるさいと言ったあと、先生が首を叩いて気絶させた。状況が読み込めない。人質にされて、甲斐くんに連れていかれそうになった十六夜様が甲斐くんを突き飛ばして、石倉くんや須永くんも突き飛ばして柊先生に気絶させられた。わからない。
あなたside
十六夜
十六夜
んっ
柊一颯
(おいおい気絶させて一瞬で起きるってどういうことだよ)
(まじかこいつ)
十六夜
十六夜
トコトコ
十六夜
十六夜
ウルサイ
柊一颯
はぁ、話を戻す。扉は開かないよ。特殊な鍵をかけたから。
一人暮らしで良かった
お母さんの耳にこんなことが入ったら、、、考えただけでも恐ろしい
甲斐隼人
さっきからわけわかんねぇ事ばっかいいやがって。さっさとドアあけろ!
一颯先生の胸ぐらを掴んでいる。一颯先生は胸ぐらを掴んでいた甲斐の手を捻り教卓の上に組み敷く。
甲斐のポケットからサバイバルナイフを取り出して
柊一颯
こんな物騒なもの持ってきちゃダメだろ。没収だ
甲斐隼人
てめぇ....!
中尾や石倉、須永も一颯先生に挑んで負けて、倒れる。弱っ
宇佐美香帆
ぶっきーって雑魚キャラじゃなかったんだ
柊一颯
これでもアクション俳優を目指していたんだ
宇佐美の質問に丁寧に答えた。
甲斐隼人
調子乗ってんじゃねえ!
先生に殴りかかろうとするが逆に押し倒される。
柊一颯
調子乗ってるのはお前の方だ。
甲斐の顔の真横にナイフを刺す。ハハッ面白い。
柊一颯
どうやらまだ状況を飲み込めていないようだなぁ、
嫌な予感がするから先に世話してくれる人にLINEしよ
--------LINE--------
十六夜
ごめん。多分当分帰れない
藍
承知しました。お気をつけください。お嬢様が死んでしまっては、奥様がかなしみます。
藍は深く聞かないでくれる。とても有難い。因みにこれは3秒間です。
柊一颯
なら、これでどうだ
ドカァーン
十六夜
十六夜
っ!
これやばい
柊一颯
ロックを解除した。廊下に出られるよ。
十六夜
十六夜
はぁっうっぐっはぁはぁはぁ
柊一颯
大丈夫か!
十六夜
十六夜
はっあ、く、すり
柊一颯
はい、
ゴクッ
十六夜
十六夜
はぁはぁ
十六夜
十六夜
ありがとうございます。
十六夜
十六夜
廊下、行きましょうか。
--------キリトリ線--------
長引いてすみません。因みに、あなたさん、はお嬢様、いじめは無視ではなく、大体が暴力などです。

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