第3話

1話
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2019/12/14 13:50
柊一颯
あなた、俺が、怖いか?
十六夜
十六夜
んなわけないじゃん、澪奈の次に信用してんだから。
柊一颯
はは、景山には勝てないか、
十六夜
十六夜
当たり前でしょ。
十六夜
十六夜
澪奈と卒業、したかったなぁ
澪奈も、卒業したかったよね。ごめんね。
柊一颯
爆弾だよ。どう?これでわかってもらえた?
逢沢博己
先生が爆破させたんですか?
柊一颯
ピンポーン!あ、因みにね、その上にもあるよ。
私の真上だった。
甲斐隼人
お前!避けろよ
そういいながらも、引っ張ったりはしない。
諏訪唯月
なんで避けないの!?
十六夜
十六夜
別に、死んだらそれまでの人生だっただけ。死んだら澪奈に会えるし、そもそも、ココ爆発したら一颯先生も巻き添えくらうし、爆発しないんじゃない?
秋庭凛
だれかたすけて!
バカバカしい。そう思いながら席に着いて本を読んでいた。
柊一颯
むーだーだーよー!!
柊一颯
みんな自分のことでそれどころじゃない
柊一颯
さぁさ、教室に戻ろうか。また爆発しないうちに
皆が教室に入ってくる
柊一颯
今の爆発で君たちは、この教室と隣の美術室、そしてトイレ以外は行けなくなった。完全に退路を絶たれた事になる。
全員が教室に入ると紙を黒板の貼り、チョークでバツを書き出す
魚住華
全然話に着いて行けないんだけど
結城美咲
ねぇ、これドッキリだよね
柊一颯
もちろん、リアルだ。
ちなみに、この学校には、さっきみたいな爆弾が至る所に仕掛けられている
西崎颯真
この教室にも仕掛けられてるんですか?
柊一颯
1.2.3
柊一颯
分かったら、席につこうか。
言い忘れていたが、私の机には落書きがある。
こんな感じ。
柊一颯
おぉー、走ってる走ってる。もう2.3個爆破させないと緊張感でないかなーとか思ってたけど結構皆必死に逃げてくれるね
自分の命が関わっているんだから。当たり前だ。
皆はすぐ携帯を弄る
柊一颯
はい携帯ストップ!!これから皆の携帯と鞄を回収するから
柊一颯
もし余計なことをしたら・・・ドカーーーン!!!それが嫌ならこの中に入れろ
白い袋を持ち、回収して行く。私の番。
柊一颯
はい、カバンと携帯。
十六夜
十六夜
携帯、家に忘れました、
柊一颯
本当か?
甲斐隼人
本当だろ、さっきもずっと本読んでたしよ
柊一颯
そうか。
何とかやり過ごした。最後になって
茅野さくら
なんでこんなこと・・・
柊一颯
きになるよなぁ。
柊一颯
君達が人質になったのには理由がある。
キーンコーンカーンコーン
誰か協力して鳴らしてる?タイミング良すぎでしょ
柊一颯
はい、起立。
立つでしょ普通。
柊一颯
起立だよはいきーりーつ!
一颯先生が左腕を上げると皆がたった。
柊一颯
これから俺の授業を始める、礼。
柊一颯
着席
柊一颯
どうしてこのクラスは人質になったのか。はい、わかる人?
誰も喋らない。
柊一颯
じゃぁ、宇佐美。
宇佐美香帆
はぁ?分かるわけないし
柊一颯
いや、分かるはずだ。よく考えて?
宇佐美香帆
・・・・・皆がぶっきーに酷く当たるから
ハハッだったら私や茅野くらいは免除して欲しいもんだな
柊一颯
なるほど。まぁ確かに、教師に対するリスペクトはゼロだよなぁ、でもそんな理由でここまでスペクタクルな仕打ちはしないよ・・・ヒントは「ほかのクラスには無かったこと」だ。
柊一颯
じゃあ諏訪
諏訪唯月
警察沙汰になった奴がいる。
甲斐隼人
てめぇ喧嘩売ってんのか
柊一颯
甲斐が起こした傷害事件か・・・まぁ確かにそれも関係無くはない。
柊一颯
君達も分かってるはずだ。でも、答えたくない
あぁ
茅野さくら
澪奈ですか?
あぁぁぁ
茅野さくら
景山澪奈が自 殺した事ですか?
分かっていた。
柊一颯
ピンポーン。他のクラスには無かったこと、それは生徒を1人失った事だ。
分かってるから。
甲斐隼人
あいつは自 殺したんだ。俺達には関係ねぇ。
お願いだから
柊一颯
本当にそうか?俺はそんなふうに思ってない。
謝るから
逢沢博己
どうゆう意味ですか?
そんなに
柊一颯
この中の誰かが景山澪奈の自 殺に関与した
責めないで
柊一颯
かもしれない。
十六夜
十六夜
あぁ
結局私は、
お父さんも
お母さんも
親友も
親戚も





妹も
十六夜
十六夜
守れなかった

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