お久しぶりです。
このお話は、2話🐻 未練 と繋がっています。
2話を読んでからこちらを読むことをお勧めします。
チョンホソク。
このあいだ、恋人のテヒョンを振った。
なんでか気になる?
…わけがあるから聞いて欲しい。
テヒョンと付き合っていた頃のある日のこと。
俺はその日、寝坊して仕事に遅刻し
家に忘れ物をし
ダンスのミスを連発し
外を歩けば鳥にフンを落とされ
帰りの道で電柱に車を擦った。
とにかく災難な日だった。
いつものように出迎えてくれるテヒョンの
ぱたぱたとした足音が聞こえてくる。
俺の顔を見た瞬間テヒョンの顔から笑顔が消える。
相当ひどい顔をしているみたいだ。
そう言って俺は、手加減もせずに
テヒョンを抱き潰した。
我に帰った頃にはテヒョンは俺の腕の中で
涙を流して気絶していた。
嗚呼、やってしまった。
翌朝俺は、カトクに「ごめん、別れよう」とだけ
メッセージを入れて仕事へ向かった。
幸いテヒョンとは同棲していない。
最近は俺がテヒョンの家に泊まることが多かったが
テヒョンもよく俺の家に泊まったりしていた。
だからもう、家に帰ろう。
自分の、家に。
昨夜。
ホソギヒョンはなんだかイライラしてて、
初めて意識が飛ぶまで抱き潰された。
刺すような痛みが腰に走る。
今日はベッドから動けなさそうだ。
そう思っていると、近くにあるスマホが
振動したので手に取って見る。
そこには「ごめん、別れよう」の文字。
俺は、狼狽えるしか、なかった。
仕事が終わって自分の家に帰る。
今日はなんだか疲れた。
もう、何もせずに寝てしまおうか。
そう思ってからの行動は早かった。
水を少し飲んでからパジャマに着替えた。
ベッドに倒れ込むと、すぐに眠りに落ちた。
夢を見た。そこには昨夜のテヒョンの姿があった。
あんあんと自分の下で快楽に喘ぐテヒョン。
その感覚が妙にリアルで、はっ!と飛び起きた。
…テヒョンには申し訳ないが、勃起していた。
止まることのない快感に呑まれながらも、
涙を流しながら必死に俺に応えるテヒョンは
綺麗で、妖艶で、淫靡で…
なんて考えているうちに、
自分の右手は下着の中の性器を扱いていた。
先っぽからどんどん溢れ出るカウパー。
それをくちゅくちゅと纏わせながら扱く。
嗚呼、何故、テヒョンの声が聞こえるのだろう。
血迷った俺はこの状況を利用しようと、
目を瞑ってテヒョンの声だけに集中する。
どんどん込み上がる欲。
そろそろイきそうだ。
テヒョンはいつも中に欲しいと言う。
だからえっちのときはほぼ毎回中出ししていた。
ナカに出した瞬間に締まる肉壁。
ぽてっと熱ったテヒョンの頬。
うれしそうな笑顔。
繋いだ手の温かさ。
鮮明に覚えている。
だからこそ、辛い。
なんてつぶやいた後、1人虚しく精液を拭き取り
無理矢理眠りについた。
2人がよりを戻すのは、もう少し先のお話…♡
end













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!