大っ嫌いな階段を降りて
大っ嫌いな朝ごはんを食べて大っ嫌いな学校に行く用意をした、
佐『…よし、…行ってきます。』
誰にも聞こえないほど小さな声で囁いた
あと、鞄をもって家を出た
阿『あなた〜!!!』
佐『来色〜!!!!!!』
この時だけ、唯一素の笑顔になれる。
あ、ちなみにこの仔は私の大親友の阿樹真 来色珠。
もちろん、過去のことも全て知り尽くしてる人。
阿『あなた〜っ、助けてぇぇぇ』
佐『はいはい、なぁにぃ、』
毎朝毎朝悩みが増える来色。
…どぉやったらそんな悩みが出来るんだか…
阿『昨日さぁ!?ほんと数学やばかったのぉ、』
佐『何、山崎先生?嗤』
阿『そ!ほんとナルシなの、』
佐『別にいーんじゃなぁい?嗤』
阿『え"やだぁぁぁぁ、、』
佐『知らないよもぉ、嗤』
\バンッ /
…痛。(
?『あ、すみません!!!ごめんなさい!』
佐『あ、…大丈夫ですか?』
?『はい!!
では、!』
…なぁんだあれ、((
阿『イケメンだったねぇ、』
佐『そぉ?ちゃんと顔見てないから知らないや。でもあの制服、うちの学校だよね、』
阿『だねぇ、あ、1年かな。』
佐『あれがぁ?てか女学院なのに?』
阿『…へ?
あなた、知らないの?うちの学校共学になったんだよ?』
…なぁに言ってんの。(
佐『…はぁ?』
阿『昨日いってたじゃぁぁぁぁん。』
佐『寝てたのに知るわけないでしょ。』
阿『また寝てたの!?』
佐『寝るのが仕事じゃん。』
阿『違うから。』
まぁ、いーや!(
今日も一日がんばりまーす。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。