第11話

~⑪~
1,597
2020/09/13 14:13
体育館に入ると、ステージ上で北さん達がご飯を食べていた
アランくんがこっちに気づいたが、
多分、私のことは分かっていない
尾白アラン
尾白アラン
お前らも早く弁当食えー
アランくんの独特な声が響いて、やっと戻ってきたんやと思う。

この稲荷崎の体育館

ツンと鼻を刺激する匂い
北信介
北信介
お、あなたやん
後ろから聞こえた北さんの声に私たちは背筋を立てた
宮 あなた
宮 あなた
お久しぶりです、北さん!
そう言うと、微笑んでくれた。
その声でアランくん達も気づいてくれたのかステージから来てくれた
尾白アラン
尾白アラン
久しぶりやな、
宮 あなた
宮 あなた
久しぶりです!アランくん!
大耳
大耳
元気だったか?
宮 あなた
宮 あなた
元気です!大耳さんは?
大耳
大耳
俺も元気やで
無事に生きて帰って来れて良かったなぁ。


私の部活はここではない。

外でバレーをしてて、時々ここで見たりもする。

けれど私を部員かのように扱ってくれるみんなは、私にとってかけがえのない存在





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