ついに…僕の番が来た…
緊張するな…
でも…大丈夫!
『失礼します!』
藤原「おぉ!長尾くん!」
「お疲れ様です。」
??「え〜、まず入社したいと思った理由は?」
「はい!藤原会社をとても尊敬しているからです!」
??「尊敬…?」
「はい!小さい頃、父親と一緒に藤原会社の動画を見てたんです。動画のおかげで、僕の家が明るくなるんです。それを見て、僕も一緒に働きたいと思いました!」
それから、全ての質問を返し。
最後に一度名前を聞かれたが、
それも普通に返し、終わった。
藤原「長尾くーん!」
「しゃ、社長!?」
藤原「ちょっとお願いがあって…」
「は、はい!」
藤原「もう入社決まり。え〜お願いってのが」
「はい!」
入社決まり!?
「あ、貴方が秘書の」
『大西流星さん!』
大西「よく分かったね!」
「それで…?」
藤原「この会社と取り引きがね、あって、」
「はい…」
藤原「一緒に来て貰える…?」
「もちろん大丈夫です!」
藤原「今日の夜ね!」
「きょ、今日!?」
藤原「そ!今日しかないねんて!」
「分かりました!」
夜in
藤原「よろしくお願いします…」
「よろしくお願いします。」
大西「大切なお時間を取っていただき有難いです。」
藤原「光栄でございます…」
??「やめてくださいよ(笑)」
??「あ、なにわ社の大橋和也です^^*」
大橋『君は長尾謙杜くんね、大西流星くんと』
大西「覚えていただき嬉しいです^^*」
「え、あ、よろしくお願いします!」
藤原「今日は、このドラマの件でして、」
大西「主演を務める方が辞めるとの申し出があり」
大西「なにわ社の方で、主演を決めていただきたく、」
大西「お話に参りました。」
大橋『んー…』
大橋『あ!でもなぁ…』
大橋『あ、少しよろしいですか?』
藤原「もちろんです。」
大橋『もしもし、あの〜…こうで、はい』
大橋『ホントか!?』
大橋『道枝駿佑なんてどうでしょう!』
藤原「え、あ、あの!?」
大西「えぇ!?」
「道枝駿佑…えぇぇ!?」
大橋『よろしいですか?』
藤原「もちろんですとも!!!!」
大橋『じゃ、(電話を切る』
大西「え、道枝様でいいんですか?」
大橋『うんうん^^*』
藤原「……(唖然」
僕は道枝駿佑を知らなかった。
大西「共演者が高橋恭平さんで、」
藤原「主演が道枝駿佑さま。」
大橋『いいねぇ!』
藤原「これでよろしくお願いします^^*」
と、握手を交わす。
「いつからの撮影ですか、?」
藤原「んーっとね、再来月?」
大西「7月28日です。」
現在5月13日。
「分かりました!」
「あの、僕はどこで何をすれば…」
藤原「撮影のサポートなんだけど、」
大西「僕と一緒にいてくれればいいよッ!」
「分かりました^^*」
楽しくなりそうです。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。