「あれれ?ん〜?」
?「どうしたんですか?」
「ここが分かんなくて…」
?「ここは、藤原会社じゃないですか。」
「はい…」
?「教えますので行きましょ。」
「え?あ、ありがとうございます…」
今日は、面接日。
全く知らない人に連れられて、
会社に着いた。
俺は、藤原会社に行くことになった。
それは、父親からの言葉で。
社長が藤原丈一郎さん。
秘書が、確か〜…
?「着きましたよ」
「わぁ!綺麗!」
?「それじゃ、ここで^^*」
あぁ、行っちゃった…
名前だけでも聞いておけばよかった…
かっこいい、素敵な人だった。
名前なんて言うんだろう…
??「君、止まらないで。」
「え?」
??「あれ?君は面接に来た人?」
「藤原社長!?」
藤原「知ってるの!?」
「はい!始球式からずっとお会いしたくて!」
藤原「始球式!?随分前じゃないか…」
「この会社の社長って知って、」
「早く、入りたかったんです!」
藤原「そうかそうか!楽しみにしてるぞ、!」
藤原「あ、名前は?」
『長尾謙杜です!』
続く
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。