優輝くんを誘拐して、7日目の夜ご飯の時。
今日、元の家に帰そうと思う。
ちょっと長くなっちゃったし
……本当にいつまでだろう、
…自分が、独り立ちするまで、、
………独り立ちって、?
俺なんかにできるのか、、
……世間に顔向け、、
確かに、今の俺は世間になんて堂々と顔向けできる人間じゃないもんな、
……あれ、誰かと話したかったから、俺は誘拐したの、?
誰かの悩みを聞きたかったからじゃなくて、?
………誰かを救いたかったわけじゃないのに、
……おれは、、
………優輝くんを、、、
…完全に自分のために、、????
…俺は、あの子たちのヒーローになれた、?
あの人みたいに、人を変えれた、、?
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。