【ジミンside】
朝、あなたはすっかり元気になって…
昨日のこと聞かれたけど…
記憶が曖昧みたい。
あの時、あなたが気持ち悪くならなければ……
俺たちは……///
いや、でもあなたの記憶に残らないのは嫌だし。
これでよかったんだ。
1つ言えることは、
確実に…あなたとの距離が縮まっているということ。
いつものあなたに戻ってるなぁ〜と思ったのと、
昨日のあなたを思い出して…幸せな気持ちに浸っていた。
あなたに言われた通りに引き出しを開ける……
そこには………
“JIN” とプリントしてあるマグカップに、
ペアのお箸、お皿などが入っていた。
あなたとの空白の3年間…
“ジン” って人との3年間……
ダメだ……
今、俺……絶対、嫉妬に狂った顔してる……
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!