僕は、今の〇〇を知らない。
でも、分かる気がするんだ。
一目惚れしたんだ
急に隣の席の男子に声をかけられた。
それも下の名前で。
入学したばっかなのに。
僕はびっくりした
〇〇がいた
君は、いつになっても美しかった
大好き。って心の底から思った。
でも、そんな希望の光も
一瞬で消えた
そう。
〇〇は、僕の事知らない。
前世の記憶なんてないんだ。
こんなにも僕は愛してるのに。
笑った君はもっと美しかった。
え。
時が止まった気がした
どういう事
じみんは僕の親友で
僕を呼びに来たんじゃなかった。
〇〇と手を繋いでた。
まるで前世の僕達みたいだった。
だから、すぐわかった。
じみんと〇〇は
付き合ってるんだ。
急に腹の底がフツフツした気がした。
可愛いだろ?だって。
知ってるよ、
なんで、
〇〇は、
「来世でも一緒にいようね。」って言ってくれたじゃん。
なんだよそれ、
絶望した。
呆れた。
僕は、じみんから〇〇を
盗みたい。って心の底から思った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!