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2018/07/22

第2話

STORY1

「また同じ夢...」


よく同じ夢を見ることがある。



どこかのお祭りで男の子に手を引かれる夢。


その子の顔にはいつも霧がかかっていて誰なのかはわからない。



思い出そうとするうちにいつも夢から覚めてしまう。



「なんなんだろ...」


考えても思い出すことは出来ない。


とりあえず学校に行くためにベッドから起きて制服に着替えた。




下に降りるとお母さんがテーブルの椅子に座って朝のニュースを見ていた。


テーブルの上にはお母さん作ってくれたであろう朝ご飯が並んでいた。



「お母さん、おはよー...」


その背中に向かって声を掛けると、


「あら優花、おはよう」


振り返って微笑み返してくれた。



「今日は起きるの随分遅かったわね、時間は大丈夫なの?」



「んー...駅までダッシュしてギリギリかな。多分大丈夫だと思う」

朝ご飯のパンを口に加えながら話すと喉に詰まりそうになって慌てて牛乳で流し込んだ。



「……、死ぬかと思った...やばっ もう行かなくちゃ」


近くにあった通学鞄を肩に提げて急いで玄関に向かう。



「じゃあ行ってきまーす!!」


リビングに向かって声を投げると、


「行ってらっしゃい、気をつけてね!!」


返ってきたお母さんの声を聞きながら私は家を飛び出した。