【アオオオオオン】
俺が走って3人の元へ行く途中玉犬の鳴き声がした
俺は走るペースを上げ鳴き声の聞こえた方へと走る
しばらく走ると恵と野薔薇と伊地知さんが見えた
俺はその言葉に頭を指さし恵にこう言う
とにやけた顔で言う
そして無表情になって
俺は急ぎながら帳の中に再び入っていった
俺は2人の声を無視して走り続ける
俺が行ってもただボロボロにされるだけだ
死にに行くようなもんだけど...!
しばらく走っていると穴に落とされる前の場所に着いた
そこにいたのは悠仁だ
俺の声に悠仁は振り向いた
そこに居たのは悠仁ではなく''宿儺"でした
俺は冷や汗がダラダラと出てきて固まった
すると宿儺が俺に問いかける
俺は【雪江】を日本刀ほどの長さにして構え、警戒しながら宿儺の質問に答える
宿儺は一瞬で俺の目の前に来て
俺を上空に吹き飛ばした
すると宿儺も、上空に上がり一気に距離を詰められた
俺は咄嗟に【雪江】を元の大きさに戻してしまい、術式を使った
すると宿儺の左腕の肘から下が切断された
右手で首を捕まれ地面に落とされた
と、宿儺が俺の首を掴み、跨りながらそういう
首を抑えられているため声が上手く出せなず、途切れ途切れになってしまう
そういうと宿儺は左腕を回復させていく
宿儺は手に力を入れ首を締めてくる
俺はせめてもの抵抗として宿儺の腕を掴み俺の首から離そうとする
その言葉と共に腕の力は抜け、俺の意識は途切れた
宿儺はあなたの首から手を離し立ち上がり恵の方に足を進めた
そして、後ろから振り下ろされた刀を手で掴み受け止めた
俺は後ろに引き宿儺と距離をとる
と、また宿儺との距離を詰め【雪江】で宿儺に斬り掛かる
だが避けられた
俺はヤバいと直感的に思った
何故なら宿儺が
笑ったからだ
ゴキッ
避けられた時に右腕を捕まれ骨をおられた
右手で掴んでいた【雪江】を落としてしまった
右腕の痛みに苦しんでいると宿儺は俺に近づいてきた
左手を前に出し術式を使おうとする
しかし術式を使う前に左手を掴まれ宿儺に押し倒された
身動きが取れなくなってしまった
すると宿儺がもう一本の手で俺の首元の制服を破いた
力を振り絞り抵抗してみたが宿儺はピクリとも動かなかった
すると宿儺は俺を見て笑い
首元に顔を寄せ
ガブッ
思い切り噛み付いた
首元が焼けるように痛い
血がどんどん溢れ出てくる
宿儺は俺の左手を掴み身動きを取れないようにしながら体を起き上がらせ
ガブッッ
さらに深く噛み付いた
そこで俺の意識は完全に途切れた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!