第14話

腐男子13
7,567
2021/08/12 13:41
【アオオオオオン】
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
玉犬...?
俺が走って3人の元へ行く途中玉犬の鳴き声がした
俺は走るペースを上げ鳴き声の聞こえた方へと走る
しばらく走ると恵と野薔薇と伊地知さんが見えた
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
恵ー!野薔薇ー!伊地知さんー!
伏黒恵
伏黒恵
あなた!?
伏黒恵
伏黒恵
お前無事だったか
俺はその言葉に頭を指さし恵にこう言う
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
この頭見てそう思う?
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
めちゃくちゃ痛かったんですけど
とにやけた顔で言う
そして無表情になって
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
ねぇ...悠仁は?
伏黒恵
伏黒恵
...あいつはまだ中だ
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
え...
伏黒恵
伏黒恵
虎杖は囮になった
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
なんで?!馬鹿なの!?
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
おい恵!なんで悠仁連れてこないの?!馬鹿なの?!馬鹿なのかい君は!
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
恵なら悠仁も連れて逃げることできたでしょ!
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
俺の仕事増やすなよ!!バカぁ!
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
恵!後でBL漫画大量に買わせてやる!
俺は急ぎながら帳の中に再び入っていった
伊地知 潔高
伊地知 潔高
朔夜くん!?
伏黒恵
伏黒恵
馬鹿!戻れ!!
俺は2人の声を無視して走り続ける
俺が行ってもただボロボロにされるだけだ
死にに行くようなもんだけど...!
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
友達見捨てらんねぇんだよ!!
しばらく走っていると穴に落とされる前の場所に着いた
そこにいたのは悠仁だ
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
悠仁!!!
俺の声に悠仁は振り向いた
両面宿儺
両面宿儺
なんだ、貴様か
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
ヒュッ____
そこに居たのは悠仁ではなく''宿儺"でした
俺は冷や汗がダラダラと出てきて固まった
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
(やばいどうしよう、宿儺出してるなんて聞いてないよ!?)
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
(無理無理無理無理)
すると宿儺が俺に問いかける
両面宿儺
両面宿儺
その頭の怪我どうした
俺は【雪江】を日本刀ほどの長さにして構え、警戒しながら宿儺の質問に答える
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
別にお前には関係ないでしょ...
両面宿儺
両面宿儺
そうか...
両面宿儺
両面宿儺
貴様、康之が魂だけ転生したと思ったが間違えだったか...?
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
間違え...?なんで、てか康之って誰だよ...
両面宿儺
両面宿儺
康之が誰だかは貴様は知らなくてよい
両面宿儺
両面宿儺
康之は貴様みたいに弱くはない
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
うるせぇ!!
両面宿儺
両面宿儺
だが貴様は気に入った
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
...は?
両面宿儺
両面宿儺
貴様は殺さずに
両面宿儺
両面宿儺
"痛ぶって"たっぷり愛してやろう
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
何言って____ッ!!!
宿儺は一瞬で俺の目の前に来て
両面宿儺
両面宿儺
やはり貴様は弱いな
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
ウグッッッ
俺を上空に吹き飛ばした
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
(一瞬で上空に飛ばされた?!構えてたのに反応できなかった...!)
すると宿儺も、上空に上がり一気に距離を詰められた
俺は咄嗟に【雪江】を元の大きさに戻してしまい、術式を使った
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
重力統計術【烈断】!!
すると宿儺の左腕の肘から下が切断された
両面宿儺
両面宿儺
ほぉぅ...
両面宿儺
両面宿儺
だが、これくらいで満足するなよ小僧
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
ァガッ!!
右手で首を捕まれ地面に落とされた
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
カハッッ...
両面宿儺
両面宿儺
苦しいか?
両面宿儺
両面宿儺
小僧の体だと言うのに容赦がないな
と、宿儺が俺の首を掴み、跨りながらそういう
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
うる...せぇ...!どうせ、お前な、ら治せん、だろ...!
首を抑えられているため声が上手く出せなず、途切れ途切れになってしまう
両面宿儺
両面宿儺
見極めが早いな
そういうと宿儺は左腕を回復させていく
宿儺は手に力を入れ首を締めてくる
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
グッ...ァガ...
俺はせめてもの抵抗として宿儺の腕を掴み俺の首から離そうとする
両面宿儺
両面宿儺
抵抗のつもりか?
両面宿儺
両面宿儺
このまま気を失うまで締め続け、目覚めた時は俺の領域だ
両面宿儺
両面宿儺
たっぷり愛してやるぞ"朔夜あなた"
その言葉と共に腕の力は抜け、俺の意識は途切れた
両面宿儺
両面宿儺
気絶したか
両面宿儺
両面宿儺
人というのは弱いものだな
宿儺はあなたの首から手を離し立ち上がり恵の方に足を進めた
































そして、後ろから振り下ろされた刀を手で掴み受け止めた
両面宿儺
両面宿儺
まだ気絶していなかったか朔夜あなた
俺は後ろに引き宿儺と距離をとる
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
ハッ!気絶したフリだよ!!油断させて後ろから攻撃!そして悠仁を取り返し恵と野薔薇と伊地知さんと高専に帰る!!それが俺の作戦だ!!
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
なのに普通に受け止めてんじゃねぇよ!!
と、また宿儺との距離を詰め【雪江】で宿儺に斬り掛かる
だが避けられた
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
はっ...
俺はヤバいと直感的に思った
何故なら宿儺が
両面宿儺
両面宿儺
ニヒィ
笑ったからだ
ゴキッ
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
あ"ぁ"ぁ"!!
避けられた時に右腕を捕まれ骨をおられた
右手で掴んでいた【雪江】を落としてしまった
右腕の痛みに苦しんでいると宿儺は俺に近づいてきた
左手を前に出し術式を使おうとする
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
重力t___ッ!!
しかし術式を使う前に左手を掴まれ宿儺に押し倒された
身動きが取れなくなってしまった
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
離せッ!
両面宿儺
両面宿儺
離すわけないだろ、右腕は痛いか?
両面宿儺
両面宿儺
安心しろ、綺麗に折ったからすぐに治る
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
安心出来るわけねぇだろ...!
すると宿儺がもう一本の手で俺の首元の制服を破いた
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
!!ッ何すんだよ...
力を振り絞り抵抗してみたが宿儺はピクリとも動かなかった
両面宿儺
両面宿儺
ニヤァ
すると宿儺は俺を見て笑い
首元に顔を寄せ
ガブッ
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
ぅあ"ッ...い"ッ!!
思い切り噛み付いた
首元が焼けるように痛い
血がどんどん溢れ出てくる
宿儺は俺の左手を掴み身動きを取れないようにしながら体を起き上がらせ
ガブッッ
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
ぁ"あ''ッッッ
さらに深く噛み付いた
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
(力が...抜ける...)
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
(意識が...朦朧とする...)
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
(視界がボヤける...)
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
(体が冷たくなってきた...)
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
(これが...死...?)
朔夜(なまえ)(サクヤ)
朔夜あなた(サクヤ)
(ごめん...みんな、俺...死んだ...笑)
そこで俺の意識は完全に途切れた

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