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テヒョン『言うこと...聞いてくれるんだよね?』
「こればっかりは...聞けない...」
テヒョン『...はぁ...』
「私の事にテヒョンが口出しする必要なんて...無いでしょ?」
テヒョン『彼女の事心配しちゃ駄目なの?』
テヒョン『俺はただ、あなたが心配なだけなんだよ?』
テヒョン『それなのにあなたは...』
テヒョン『俺の気持ちも考えてくれないの?』
「...」
テヒョン『なんか言えよ』
「テヒョン...別れよ?」
テヒョン『は?何で?』
テヒョン『俺のこと嫌いになったの?』
テヒョン『ねぇ、何で?』
「テヒョンは...重いんだよ...少し、」
テヒョン『は?』
「軽い嫉妬なら、まだ分かるよ?」
「でも、テヒョンは、グクと喋ってるだけで暴力振るってきたり、女の子の告白も酷い振り方して...」
テヒョン『は、なにそれ、』
テヒョン『俺が悪いの?』
テヒョン『謝ればいい?』
テヒョン『そしたら、別れない?』
「謝って済む問題じゃ、ないんだよ...」
「ね?もう、別れよ」
テヒョン『嫌だ』
テヒョン『別れない』
「っ.......」
テヒョン『あなた、ほんとは俺のこと好きなんだろ?だったら、別れなくていいじゃん』
「好きだよ?大好きだよ、...でも、もう疲れたんだよ…」
知らない内に ,涙が零れた 。
ねぇ ,また前みたいに ... 戻れないのかな ?
テヒョン『泣くなよ、』
そう言って ,抱き締めようとしてくる
テヒョン を押してその場から逃げた 。
???「何してんの?」
グク だったら ... と思い ,振り返ると
... ハウン が居た 。
ハウン「お前かよ」
「どっか行って」
ハウン「は?人が心配してあげてんのに、その態度?うざいんだけど」
「別に心配しろとか言ってないし」
ハウン「てか、何で泣いてんの?」
「あんたに関係ない」
ハウン「あ、もしかして!テヒョンと別れたとか!?ㅎㅎ」
「...」
ハウン「え!?え!?図星!?ウケるんですけどㅎㅎ」
ハウン「てことは...テヒョンは今彼女居ないんだぁ~♡」
ハウン「狙っちゃおうかなぁ♡」
「やめて!!!!」
気付いたら ,そう言っていた
ハウン「あ?」
「テヒョンだけは...駄目」
ハウン「別れたお前が悪いんだよ」
「まだ、...別れてないし…」
ハウン「まだって、ことはいつか別れるんでしょ?」
「別れ...ない...」
ハウン「ふーん、まっ、テヒョンに捨てられるのも時間の問題だねㅎㅎ」
「...」
ハウン「せいぜい、頑張れ~♡ㅎㅎ」
... あぁ ,もう ,嫌だ
人が ,世界が .......
″ 憎い ″
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。