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「一体、何したの?」
テヒョン『え?殴っただけだよ?♡』
「どういう事…?なんで…殴ったの?」
テヒョン『なんで? 決まってんじゃん。俺のあなたにラブレターとか渡して告るからだよ?』
「そんな事くらいで殴ったの?」
テヒョン『そんな事…?』
テヒョン『ちょっと意味わかんないんだけど』
こっちの台詞だよ って ,言いたくなったけど
我慢した 。
テヒョン『俺が独占欲強いの知ってるよね?』
「……うん」
テヒョン『だから、ちょっとの事でもあなたに関係してたらすぐ感情的になるんだよね』
「…」
テヒョン『だから、なんで黙るの?』
「…ごめん」
テヒョン『また、謝った』
「……だって、黙んなって言うから…っ」
テヒョン『は?俺が悪いみたいじゃん』
「そうだよ?テヒョンが悪いんだよ…!」
テヒョン『ねぇ、どうしたの?あなた…』
徐々に近づいて来る テヒョン
そして ,抱き締めようとしてきた 。
「……やっ…! 触んないで…!!」
テヒョン『え…?』
丁度そのタイミングでチャイムがなった 。
私は足早に教室に戻った 。
あの後 ,グク や ハウン に色んなこと聞かれたけど
適当にあしらって ,家に帰った 。
✱✱✱
「ただいま」
母「おかえり」
「部屋いくね」
母「うん」
✱✱✱
そのまま ,ベットにダイブする 。
すると ピコンッ と携帯がなった
「(誰だろ)」
確認すると ,ハウン からだった 。
画面には ,こう記されていた
ハウン : 今から会える?
暇だから ,いっか 。
あなた : いいよ
ハウン : ◯◯カフェに来れる?
あなた : 了解
制服を脱いで ,ラフな洋服を来て
家を出た 。
✱✱✱
「ハウン~!」
ハウン「あなたー!」
指定された席に ,ハウン と向かい合わせに座る 。
ハウン「何か飲む?」
「水でいいや」
ハウン「おっけ」
適当に注文をして ,少し沈黙が続いたあと
ハウン がようやく口を開いた 。
ハウン「あのさ…あなた」
「ん?」
ハウン「テヒョンさ…」
このあとの言葉が私には ,理解できなかった 。
一瞬で頭が真っ白になった
″ 浮気してない? ″
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。