_
体が重い ...
学校 ,行きたくないなぁ 。
休もうかな ...
でも ,グク に心配掛けたくないし 、
しょうがない ,行こう 。
私は急いで準備をして ,家を出た _
✱✱✱
「おはよ」
グク「あ、あなたおはよ」
今 ,テヒョン が グク を睨んだ気がするのは
きっと ,気のせいじゃない 。
「グク、今日ちょっと家行っていいかな、」
グク「?いいけど」
「............グク、もしかしてだけど...」
グク「ん?」
「テヒョンに殴られた?」
グク「は?何言ってんのㅎㅎ」
グク の唇が切れている 。
殴られないとできない傷 ...
きっと ... テヒョン だ 。
「笑い事じゃないって」
グク「違うから、コケただけだよ」
「ほんと?」
グク「ほんと」
「嘘つかないで?」
グク ... バレバレだよ 、
だって ,声震えてるよ 。
それに ,鼻も触ってんじゃん 。
それ ,嘘ついてる時の癖でしょ ?
グク「...はぁ、やっぱ騙せなかったかㅎㅎ」
「何があったの?」
グク「後で話すよ」
「わかった...」
✱✱✱
ハウン「テヒョンッ、一緒にご飯食べよ?」
テヒョン『は?やだ』
ハウン「言う事聞かないと...知らないよ?」
テヒョン『.......っ、...わかった』
胸が痛い ...
ハウン ,絶対奪う気だ 。
はぁ ... どうしよ 、
悶々と考えてたら ,グク が話しかけて来た 。
グク「あなた、俺らも飯食おっ!」
「うん、」
グク「あ、その卵焼き美味そ~」
そう言って ,私の卵焼きを取って食べた
「あっ、ちょ...」
グク「お、うまっ!!明日も作ってきてよ!」
「え、えぇ...」
美味しそうに食べている グク を見たら ,
断れなくなって ,結局「いいよ」って
言った私は ,馬鹿だ 。
グク「よっしゃ」
「あ、グクのも美味しそう」
グク「食う?」
「うんっ」
グク「ほい」
グク の卵焼きを食べたら ,
自然と涙が出てきた 。
グク「え?苦かった?大丈夫?」
「うぅん...美味しいよ...ごめんっ.....(泣)」
グク「今日は、早退しよっか」
私の気持ちに気付いてくれたのか ,
グク はそれだけ言って ,背中をさすってくれた 。
やっぱり ,グク は優しい 。
グク「大丈夫?」
「うん、ありがと」
グク「じゃ、俺ちょっと先生のとこ行ってくる」
「わかった」
✱✱✱
グク「よし、あなた行こ」
「え?グクも早退するの?」
グク「当たり前じゃん、ほら、行くぞ」
「...うんっ」
グク が テヒョン と ハウン が戻ってこないうちに
って 言ったから ,早めに準備して
学校を出た 。
″ 心臓がうるさいのはきっと 、気のせい ″
_
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。