第30話

えぐぅるーと3
保志綾音
はぁ……
気づいたら朝になっていた。
保志綾音
珍しく考え事なんてするから疲れるんだよなぁ…
そんなことを呟いて、1人リビングで寝転がった。
何時だろう?と思いぱっと時計を見た。
保志綾音
5時半か……
時計も見ないのも珍しいことだなぁ
江口拓也
あーやーねーちゃん?
ひょこっとリビングのドアから顔を覗かせた。
江口拓也
おはよ!
保志綾音
あ、おはよう
江口拓也
クマすごいけど大丈夫?
江口拓也
……まぁ俺がなんとかできればいいんだけど
保志綾音
そんなこと思わないでよ?
なんとかなるんだし~笑
江口拓也
そうかもね笑
保志綾音
ちょっとシャワー浴びてくるね!
そう言ってリビングを出た。
昨日のえぐぅの言葉が胸に刺さったままだから、今2人きりになるのは嫌な感じがした。














『似合ってるわけでもない』















当たり前なのだろうけど、やっぱり嫌だ。という気持ちになる。
保志綾音
……はぁ…
江口拓也
ねぇねぇ
保志綾音
え!?
江口拓也
リビング出たとこでため息ついたらさすがに聞こえちゃうよ~?笑
保志綾音
あ、ごめん
江口拓也
ごめん。じゃなくて…。
今思ってること全部言って?
まぁ…ある程度はわかるんだけど笑
そんなにため息つかれると…俺も不安になる
保志綾音
あの、ね?
保志綾音
昨日、『似合ってるわけでもない』って言ったでしょ?
保志綾音
それがすっごい胸に刺さってて、そのトゲが抜けなくて…。
当たり前なんだ!ってわかっててもちょっと不安になっちゃうんだ。
保志綾音
あ、あと
保志綾音
えぐぅを困らせて申し訳ないなって思ってる
江口拓也
そっか…
静かな時間が少しの間続いた。
江口拓也
俺に申し訳ない。なんて思わないで?
江口拓也
誰も綾音が悪いなんて言ってないでしょ?
俺も悪かったところもあるんだと思うし
江口拓也
でね!
江口拓也
トゲが抜けないって言ったでしょ?
保志綾音
うん
江口拓也
それ抜く方法教えてあげる!
保志綾音
え?なに?
江口拓也
それはね……