学校に着いてホソクからスマホをもらって開くとグクから大量のメッセージが来ていた
なんて言い訳しよう…
いつも通り定時に帰ると不自然な笑みを浮かべるグクが立っていた
私に断るという選択肢はない
暴力を受けるよりマシかなって
思って缶ビールを1本開けた
妊娠が分かったあとも彼から暴力を奮われるよりマシと思ってグクの欲を満たす為だけの行為も何度もした
お酒も飲んでいたし、
それでもココにいてちゃんと生きててくれた
そう思うと罪悪感やら責任感で涙が止まらなくなった
グクの腕の中で私はひたすら泣いた
将来の夢は?と言う在り来りな質問に私は
幸せな結婚して、大好きな人との赤ちゃんを産むこと
なんて答えたっけ。
「妊娠したなんて言えないよ」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。