第55話

*(53)
12,756
2020/10/27 12:44
You
You
「ねぇ、チェヨン。後悔はない?」
チェヨン
チェヨン
「あるよ、沢山。」
チェヨン
チェヨン
「ホソクの笑顔を見る度にこの子はこんな風に笑ったのかなとか」
チェヨン
チェヨン
「もしホソクと真剣に決めてたらこんな後悔の渦にいくことはなかったかなとか」
You
You
「ちゃんと、グクと話し合うね。ありがとう」



学校に着いてホソクからスマホをもらって開くとグクから大量のメッセージが来ていた



You
You
「あ、やば……。」


なんて言い訳しよう…






いつも通り定時に帰ると不自然な笑みを浮かべるグクが立っていた



ぐく
ぐく
「おかえり」
You
You
「うん、ただいま」
ぐく
ぐく
「バイト早く終わったんだ、たまには一緒に飲も」
You
You
「お酒は……」





私に断るという選択肢はない




暴力を受けるよりマシかなって
思って缶ビールを1本開けた









妊娠が分かったあとも彼から暴力を奮われるよりマシと思ってグクの欲を満たす為だけの行為も何度もした
お酒も飲んでいたし、



それでもココにいてちゃんと生きててくれた
そう思うと罪悪感やら責任感で涙が止まらなくなった




ぐく
ぐく
「あなた大丈夫?」






グクの腕の中で私はひたすら泣いた







将来の夢は?と言う在り来りな質問に私は

幸せな結婚して、大好きな人との赤ちゃんを産むこと



なんて答えたっけ。












「妊娠したなんて言えないよ」




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