第29話

*(27)
13,264
2020/10/20 02:36





ー現在









You
You
「ねぇ、テテなんであの時いきなり施設から居なくなったの?」
てひょん
てひょん
「親のさ、遠い親戚に引き取ってもらうことになって。」
You
You
「そうだったんだ!幸せに暮らせてよかった!!」
てひょん
てひょん
「でも、その親戚の子と一緒に暮らしたけど全然波長も合わなくて差別?されて抜け出したの、」
てひょん
てひょん
「あなたは? ずっと施設だったの?」
You
You
「私は…」




あれから施設に小学校6年生までいた

そこからは肉親の祖母が1人で面倒を見てくれた。


そんなおばあちゃんがいきなり死んだ。


"脳梗塞"


「私がここに来なければ。」



「私がいなければストレスで死ぬことはなかった。」



そんな風に自分を責めた。


それから私と関わると不幸になる
だから誰にでも心を開いては行けない。
そう思って生きてきた。
You
You
「ずっと一人だったけど今は幸せだよ!!」



精一杯強がって笑顔で答えた
てひょん
てひょん
「あなたって、昔から変わらないねっ。無理して笑うと鼻の頭に汗かくところ、」

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