カーテンから差し込む日差しが眩しくて
目が覚めた
ベットのすぐ横にある時計は8時を回っていた
少しだるさの残る体を起こすと
落ちてる使用済みのゴムの量に軽く驚いた
「私たちいつ寝たんだろ、」
昨夜までいたグクが居ないことに気がついた
私も軽い女だって思った。
会ってその日に家に入れて愛した人との初めての体験をした。
学校の支度しなくちゃ。とリビングで向かうと
ぐくはキッチンに背を向けて何かをしていた
昨夜同様ニコッとはにかむ彼を見てほっとした
私は支度してるグクに勢いよく飛びついた
ご飯を食べて少し急ぎめに家を出た
この時に私はすっかり忘れていた
連絡先さえも交換していないことを
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。