第12話

*(10)
15,228
2020/10/16 13:03





カーテンから差し込む日差しが眩しくて
目が覚めた




You
You
「んー。今何時??」



ベットのすぐ横にある時計は8時を回っていた



You
You
「やばっ!学校行かなきゃっ」



少しだるさの残る体を起こすと
落ちてる使用済みのゴムの量に軽く驚いた




「私たちいつ寝たんだろ、」




昨夜までいたグクが居ないことに気がついた


You
You
「……帰っちゃったかな」



私も軽い女だって思った。
会ってその日に家に入れて愛した人との初めての体験をした。




学校の支度しなくちゃ。とリビングで向かうと
ぐくはキッチンに背を向けて何かをしていた



ぐく
ぐく
「あ、おはよぅ!
キッチン借りてご飯作ってた」




昨夜同様ニコッとはにかむ彼を見てほっとした

私は支度してるグクに勢いよく飛びついた



ぐく
ぐく
「ん、朝から可愛いな」
ぐく
ぐく
「ご飯食べたら学校行かないと」













ご飯を食べて少し急ぎめに家を出た
この時に私はすっかり忘れていた
連絡先さえも交換していないことを

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