第102話

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10,207
2020/11/16 09:01




_産婦人科_



待合で少しソワソワしながら周りを見渡すグクに「緊張する?」と聞くとか細く「うんっ」と


You
You
「私も初めて来た時は緊張したなぁ」
You
You
「制服だったし若いから冷たい目でチラチラ見られるし」
ぐく
ぐく
「親になるの歳なんて関係ないのにな」
ぐく
ぐく
「一人で行かせてごめんな、
それにひとりで悩ませてごめん。」
ぐく
ぐく
「今までの分これからは毎回一緒に付き添うから!!」

この待合の中でもきっと最年少な私たちだけどグクは真剣な眼差しでここにいる誰よりもかっこよくて頼もしい


隣にいる赤ちゃんを見るなり「何ヶ月ですか~?かわいいね~?」って話しかける姿は昔と変わらなくて、そしてナム先生との約束の時間になり、診察室へ




ナム先生
ナム先生
「こんにちは~赤ちゃんのパパですか?」
ぐく
ぐく
「はい、そうです。初めまして」
ナム先生
ナム先生
「そうですか、安心しました」
ナム先生
ナム先生
「あなたさんその後悪阻つわりはだいぶ落ち着きましたか?」
You
You
「たまに食後胃が痛くなったり吐き気がするけど」
You
You
「だいぶ良くなってきました」
ナム先生
ナム先生
「精神的な面の安定がいちばん効果的です、よかった」
ぐく
ぐく
「あなた、つわりひどいの?」
You
You
「うん、なかなか収まらなくて」
You
You
「でも、ナヨンに色々教えてもらったり赤ちゃんも大きくなってきて楽になってきたんだ」
You
You
「でもグクが傍にいるのが一番の薬だよ?」
ぐく
ぐく
「うん、可愛すぎて反則」
ナム先生
ナム先生
「それではエコーをしてみましょうか」





初めてぐくと見るエコー

どんな反応するかな、泣いたりして、楽しみだな






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