第4話

第3話 異世界入り失礼いたします
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2022/09/07 08:45
ut「はあああああああああああああ⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎」

ut「いやいやいやいやいや!!!!!
  話の感じからしてそんな簡単に鏡行き来できたらあかんやろ。てか、その神様?が色々やらないようにしとるやろ普通ッッッ!!!」

kn「なんや大先生。意外となんとかなると思うで?」

ut「シッマ…お前のその自信はどこからくるねん…」

kn「なんかあれやろ!とりあえず鏡に手を突っ込めば鏡貫通して……なんかできるやろッッッ!」

ut「語彙力皆無かッッッ!!そんな簡単にできる訳…」


なんなねんこの茶番。マジでこいつ異世界に行けると思ってるんか…?なんてことを考えてるとコネシマが突然叫ぶ。


kn「出来たで大先生!!!」

ut「いや、できるんかいッッッ!!」


おいマジかよ。神様もう少しがんばれよ。


kn「すごいで大先生!!俺、腕だけ異世界に行ってるで!!」

ut「ほんとびっくりやわ。鏡から腕が出とる?
あれやな、新手の3D…いや4Dやなこれは」

kn「何言っとるん?ふぉーでー?なんそれ?」

ut「異世界に住むシッマにはまだ早い話やったか」

kn「ふぉーでーやら、すりーでーやらなんかよく分からんけど、とりあえずこいや大先生!!!」

ut「はああああああああああああああああああッッッ⁉︎⁉︎⁉︎」


俺はものすごい勢いで、コネシマに腕を引かれ鏡の中に引きずり込まれていった。

なんやねんこれ。話のスピードボルト並みやん


そんな話は置いておいて、シッマに腕を無理やり引かれ鏡に引きずりこまれた俺はついびっくりして目を瞑ってしまっていた。

そして、少し経ち恐る恐る目を開けると残り3cmとかそんなレベルの近さにいる美少年ことシッマが目の前にいた。

ut「顔近ッッッ」

kn「な?大先生意外とこれたろ?」

シッマはニッと俺に笑ってみせる。

ut「うそやろ…」




こんな簡単に行けていいのか。

わたくし鬱。どうやら、異世界入りしてしまったようです。




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どうやら本当に鏡の向こう側に来てしまったようで、先程いた自然に囲まれた部屋とは反して
目を開けた場所は地下神殿の様な神秘的な美しい場所だった。


ut「で、シッマ。この初対面で異世界人の俺をこっちに連れてきて何する気やねん。俺を実験体にするんか?それとも売るんか?」

kn「ん?なんや大先生、俺を疑ってんか?」

ut「そりゃそうやろ。こんな突然マシンガンのようなスピードで話進んで疑わんやつ居らんやろ。それに仕事上疑うのは癖になっててな」

kn「大先生も身分高いんか。
まあ、大先生安心しろや。俺も言って人には気をつけないけない身分やから。」

ut「それが、初対面で信じられるか」

kn「まーそれはそうやなぁw」

kn「うーんあんま、言うのは好きやないけどきっちりと自己紹介したら信じてくれるか?」

ut「まあ、考えなくはないな。」

kn「俺も身分上大先生と似たような感じではあるから、俺が言ったら大先生も素直に話せや?」

ut「まあ、それも嘘ついてなさそうならな。」

kn「交渉成立やな!!」

kn「そしたら改めまして俺は、アドルフ・コネシマ=フェンリル。この世界の首都「グラキエース」の第一王子。よろしくな」

ut「…………….え、王子…え王族…????」

kn「まあそやな。あ!王族だってわかっても様付けとか大先生はしないでな?分かったか?」

ut「お、おうもちろんや。そもそも俺は別の世界出身やから別に王族だろうとか、かかか関係ないわけやしぃ?」

kn「めっちゃ足震えとるでwwwwww」

ut「う、煩いッッッッ」

kn「wwwwwwwww」

kn「そしたら、大先生。お前のことも話してくれるよな?」

ut「…服装的にもシッマは確かに王族感あるし、その真剣な目を見た感じ本当の話なんやろな…分かった。俺も素直にいうわ」

ut「俺は、レイラー・ウツ 元の国では我々国ちゅうところの幹部してたで」

kn「なんや大先生もお偉いさんやったんか。」

ut「まあ、こっちはこの国と違って王族とかはいないけどな」

kn「え、そうなん?」

ut「せやで、俺らのリーダーである総統グルッペンと理想の国を作るため他の国と協力したり戦争したり。賑やかなもんやで」

kn「戦争…そういや、リテーンとかあの辺の雑魚国がそんなんやったっとな」

ut「まあ、戦争なんてやらない方がいいもんやからシッマは興味持ったらあかんからな」

kn「お、おう……まあ、互いの身分もわかったことやし大先生。こっちの世界案内したるわ!!」

ut「え?!俺はよ帰らんととんちに怒られ…」

kn「行くで大先生!!!!」

ut「こいつ話きいてないやんけぇえええええええええええええええ」

シッマに腕を引かれて俺は、地下神殿から引きずり出され、異世界の首都「グラキエース」に向かったのであった____________。


なんだよこの茶番。

俺異世界でどうなるん??

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