あなたが出て行った日に気がついた 。
俺にとってあいつの存在がとてつもなく大きかったことを 。
あれからはろくに食事もせずに仕事も散々でメンバーからは案の定呆れられるという日々を送ってる 。
自分でも最低なことをしたって事は分かってる。
けどそうするしかなかった 、
でもそれを今更あなたに伝えたところでどうにもならないことは分かってる。
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もう二度と顔も見たくないかもしれないけど最後に伝えたい 。本当の事を 。
欲を言えば … 君の中に俺がまだ少しでもいるのならより戻したい 。
そんなこといっても無駄なことは分かってる。けど … 今はそう考えさせて 。。
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最近じゃ仕事にもならないから遅刻ギリギリで行ってる 。メンバーには申し訳ないけど今は仕事どころじゃないんだ 、
なにも悪くないメンバーにも当たってしまう 。どうにかしたいと思ってる全部俺が悪いのにって 。
どんな事があっても助けてくれるメンバーには感謝してる 。今はもう一度あなたに会えるかもしれないって思えばそれだけで幸せだと思っとくよ 、可能性を無駄にしないようにしないとね 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。