私の言葉がクラス中に響く
楽しそうとか言ったけどなんか恥ずかしいし、
そして勝手にメイドにさせられた
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そして私達はまず衣装作りから始まった
差し出されたのは短いスカートにフリフリの衣装
私らは聞き間違いかと思ってもう一度聞き直す
だって健先輩は
イケメンだけど
めっちゃ怖い先輩で有名
冷たい目線とドSな発言は超有名
そんな先輩とこんなほわほわな萌音ちゃん?!
沈黙が続く
話してたらいつの間にか下校時間
そして私たちは急いで片付けて帰る
1人で帰り道
は背後から急に声をかけられて驚く私
何この誘い。
そして私は約束をした
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調理部の方はメニュー開発をしてる
小芝先生は美人で優しくてみんなから大人気
でも私はあんなとこ見ちゃって未だ
上手く話せない
私はボケーッと調理部の方を見ながら
メイドの衣装を作る
今日は2人とも部活でいなくて
一人でやっている
あ、みぎわさん??
みぎわさんは当日シフト全部やるからって
きてません( ᵒ̴̶̷̥́_ᵒ̴̶̷̣̥̀ )
そう言って小芝先生は棚に手を伸ばす
椅子の上でつま先立ちをして取ろうとする矢先
がたっ
脚立が崩れて落ちそうになる
私は思わず目をつぶる
でも倒れる音がしなかったので
恐る恐る目を開けると
先生が小芝先生をお姫様抱っこしていた
周りからのヒューヒューの音
私はその場に入れなくなりトイレに逃げる
諦めようとしてんのに
先生を見ると好きが止まらない
でももうわすれよう
今までのことも、キスされたことも、
そして日は流れ、いよいよ文化祭当日
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。