ガラガラガラ
教室のドアを開けると
みんなの視線を感じる
せっかく新しいクラスなのに
第一印象ボロボロや
ボサボサの髪にもうJKとかけ離れてる姿
そう思いながら席につく
私の親友のなな
ガラガラガラ
私は笑った
私は教壇の方をむく
そこには曲がり角の冷徹男が立っていた
なんでよりによって
で、でもこれも運命!!!!!
私はキラキラした目で彼を見つめた
ふと目があった
クラスが私の方をみる
先生が咳払いをして
それだけかよ
ぶつかったじゃないか
私は小声でボソッそボヤいた。
これからあんなことやのこんなことが起きるなんて、思ってもみなかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。