流星サイド
俺は知ってんだよなぁ
焼肉の日、あなたが先生と話してたとこ
あいつ、先生のことが好きだけど
無理して俺んとこいるんだろうな
先生は先生って妥協して無理して笑ってんだろうな
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----------------そして私はお母さんと銭湯に行く
お母さんは急いで財布を取りに行き、私は番台で待つ
私は笑って答える
グサッ、心に刺さる
この言葉で頭をよぎるのは先生だった
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番台のお姉さんの言葉がグサリと刺さって抜けない
私は先生への思いの歯止めのために、
最初は忘れられるように
だけど流星の優しさにどんどん引き込まれて
好きになっていった
私はボソリとつぶやく
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!