クラスがイケメンっと騒ぎ始める
すると急に私たち3人に寒気がくる
するとまた寒気を感じた、
なんやかんやで月日はすぎ
私たちは3年生になる!!
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そして受験期を乗り越え、
最後の高校生活を終えて私たちは卒業する
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先生!ボタンはないのでなんかください!
私も!私も!私も!
杉野先生の周りに女子が囲む
1年とちょっとだけだったけど
杉野先生の人気はえぐかった
かっこいいのと天然なとこのマッチで
どんだけの女が落ちたんだろうか
志尊ファンも杉野ファンに移行して
ちょっとライバル意識を持っていた志尊先生
先生は万年筆を渡す
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男 『俺結構前から上白石のこと気になってたゆだ、だから……』
すると
健先輩が後ろから抱きしめる
男『うぇぇぇ?え!?、???!』
と驚いて逃げていく
そう言って花束を渡す
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ちょっとまったーーーー!!俺も!!
と男子が騒ぐ
へなへなと男たちが座っていく
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あ、私卒業するんだ
一気に悲しさが込み上げてくる
真ん中に入るみぎわさん
結局クラスみんなが入る
私たちはみんなとびきりの笑顔だった
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流星はスマホを掲げて私は隣に入る
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人混みの中でななが叫ぶ
だけど私はずっとこの日を待ってた
私卒業したよ先生
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私は廊下を走って
二階の1番端っこの
風当たりの良い数学教室へ
ガラガラガラ
ドアを開ける
連絡先も知らない
明確な約束もしなかった
だけどずっと思い続けてた
先生のこと
すると
ムクっと誰かが起き上がる
先生だった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。