ー次の日ー
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当然愛華は教室にいなかった。
それをまやは不思議に思い、同時に不安感も感じていた。昨日の夜、愛華に電話しても繋がらず、メールも既読されなかった。しまいには愛華の両親から「愛華を知らないか」と聞かれたのであった。
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昼休み───
昼休みまで待ってみたが当然愛華は来ず、まやは我慢の限界が来て探すことにした。
そして、とりあえず星と伸のクラスに行ってみることにした。
それを耳にした伸も思わずまやに聞いた。
3人は空き教室に移動した。
思わず泣き出すまや。それを慰める星。
思わず涙が引っ込む。
勢いよく教室を飛び出そうとするまやを静止する星。
そういうと伸は教室を出て、高梨の元へ向かった。
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そしてふたりは職員室に行って今までの事を全て話した。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!