増田くんは僕の腕を強く握っていて、抵抗したくても出来ない
やばい…
意識が…
そんな時…
ガチャンッ
大きな音が聞こえた
その音は、北斗くんに繋がれていた鎖が引きちぎられた音だった
北斗くんは増田くんから僕を引き剥がし、僕を抱きしめた
ギュッ
北斗くんは僕を増田くんから守るかのように僕を抱きしめた
北斗くんの抱きしめる力が苦しくて息ができない
北斗くんはいきなり僕の首筋に噛み付いてきた
北斗くんの血を吸うスピードが早すぎて意識を失いそうになる
僕は、京本くんの方を見た
京本くんはさっきの手越くんより弱っていた
僕は京本のところに行った
何で…
なんで飲もうとしないの…
どうしたら飲んでくれるの…
あ、そうだ
僕は檻の外にあったナイフを持ち京本くんのところに再び戻った
僕は、自分の腕にナイフで線を入れ京本くんの口に腕を持っていった
ポタッ
ポタポタッ
京本くんは僕の腕にかぶりついた
京本くんから血を吸われた途端、体中が熱くなった
そう言って北斗くんをまた少し太い鎖で繋ぎだした
北斗くんを鎖で繋いだら増田くんは僕の方に来た
ボコッ、、ボコッ、、ボコッ
京本くん、樹くん、手越くんは増田くんに殴られ眠らされた
ヒョイッ
みんなを眠らせたあと増田くんは僕をお姫様抱っこした
僕は、増田くんからキスをされた
キスをされた後だんだんと意識が薄れていった
増田くんが不気味な笑いを僕に向けてきた
それを最後に僕は意識を失った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。