第24話

シルマサ《死ネタ》🔞はなし
シルク
はぁ……
綺麗だけど全て残業で出来ているという皮肉な夜景

頬の横を刺すように通り抜ける北風

俺は今、ビルの屋上にいる
そして、後ろから慌ただしく駆けてきたのは彼氏であるマサイ
シルク
もう俺…
疲れたんだよ
シルク
だから…
ごめんね(ニコッ)
それだけを伝えてゆっくりと前へ歩みを進める
落ちていく俺を、必死で捕まえようとしたマサイの手は
俺の手をかすめ、今はもう遥か空の彼方
シルク
マサイ……ごめんな…((ポロッ
一滴の水滴が頬を伝う
もう戻れない、戻る気もない
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数週間前…
(マサイside)
マサイ
…っていうさー
って聞いてる!?
シルク
へ?あ、ごめんボーッとしてた(笑)
マサイ
もーちゃんと聞いてよねー
シルク
ごめんって笑笑
この頃付き合ってるシルクの様子がおかしい

本人は笑ってるけど…
何か気になるんだよね…
シルク
あ、もうこんな時間だ!!
じゃあ、帰るな
マサイ
お、おう
そのまま部屋を出ていくシルク
マサイ
気のせい…かな
そのまま、シルクがおかしい理由も分からず、ただ月日が流れた
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マサイ
そういや、何かシルクからメール来てたよな
異変を感じてから、もう数週間たった

まだ、シルクの調子は戻っていない
マサイ
何もないと良いけど…
そう一言呟いて、メールを開く
マサイ
は?……
そこに書いてあったのは…
『マサイ、好きだよ』
ただそれだけ
ただそれだけなのに…
マサイ
シルク…
゛嫌な予感  ゛がする
急いでシルクに電話をかける
マサイ
おいっ、お前今どこにいる!?
シルク
…………
マサイ
何か言えよ‼
シルク
…るな……来るなっ!!
スマホから大声が響く
シルク
ほっといてくれ‼
もう…もう疲れたんだよ…
シルク
何もかもが…
画面の向こう側、嗚咽混じりの声が微かに聞こえる
マサイ
もう一回言うけど、今どこにいる?
とりあえず今は、シルクに会いに行かなきゃ
シルク
……○○ビルの屋上…
マサイ
待ってて
それだけを伝えて、全力疾走
マサイ
間に合えっ…
シルクが言ってたビルの屋上まで階段を一気に駆け上がる
マサイ
シルク!!
勢いよく扉を開けると、視界に飛び込んできたのは…
シルク
マサイ…
淵ギリギリに立っているシルク
シルク
もう俺…
疲れたんだよ…
シルク
だから…
ごめんね(ニコッ)
ゆっくり前に倒れていく
マサイ
待てっ!!
急いで手を伸ばし、シルクの手を掴もうとする
シルクの指先に触れた
だけど…
ドサッ
鈍い音が響き渡る
マサイ
嘘……だろ…
その場に崩れ落ちる

シルクはもう……
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シルクは死んだ

あれから色々あった

葬式だって済んだし、今ではもう記憶のすみにあってもおかしくないくらいの時が流れた

だけど…
マサイ
……………
俺の中の時間はあのとき、シルクの手に触れたあの瞬間から止まったまま
部屋から一歩も出られずに、自分を責め続けた
あのとき俺が、手を掴めていたら…

もっと早く駆けつけてやれたら…

一緒に寄り添ってあげたら…
そんなことを考え始めたら、何も喋れなくなってしまった
コンコンッ
モトキ
…ねぇ、マサイ
モトキだ
よく家に来て、様子を見に来てくれる
モトキ
そろそろ出てきたら?
マサイ
…………
モトキ
全然食べてないみたいだし…
モトキ
もう、終わったとこだよ?
モトキ
それに…
モトキ
マサイのせいじゃないと思う
マサイ
………!
マサイ
っ……
モトキ
!どうしたの、マサイ
マサイ
……えに…お前に何がわかる‼
思わず大声が出る
マサイ
わからないだろ‼この!!この気持ちは…
モトキ
………
マサイ
………
暫し沈黙が続く
モトキ
……もういいよ
モトキ
もう、自分を責めなくていいよ
モトキ
気づけなかった、俺だって悪いんだから
モトキ
それに…っ
モトキ
言われたんだよっ…シルクから……
嗚咽混じりの声が聞こえる
モトキ
もしもの時は…マサイ、守ってやってくれって…
マサイ
シル……ク…(ポロッ)
涙が目からこぼれ落ちる
マサイ
あ…れ?(ポロポロ)
なん…で
逆さまにした瓶の栓を抜いたように、次々と溢れ出した
マサイ
くそっ……アイツっ…
マサイ
そんな心配するくらいならっ!!
マサイ
なんで…なんで話してくれなかったんだよ……
何十分、何時間経っても涙は止まらなかった

その日はそのまま疲れて眠りに落ちた
次の日…
マサイ
んっ……
机に突っ伏したまま寝たせいか、手とか頭が痛い
マサイ
出る…か……
冷たいドアノブに手を掛ける
ガチャッ
久しぶりに聞くドアの開閉音
モトキ
スゥスゥ…((寝てる
ドアの横で寝ているモトキ
マサイ
ずっと居てくれたのかな…
部屋から毛布を引っ張りだし、そっとかけておく
マサイ
ありがとう、モトキ(ニコッ)
マサイ
さてと…飯の用意でもするか
部屋にいるときよりも、妙に足が軽い
ガチャッ
マサイ
っ……!
リビングのドアを開け、俺は少しの間硬直した

シルクがいたのだ
マサイ
なんっ…で
シルク
よっ!ニシシ(*`▽´*)
シルクに会いたい、その気持ちが見せた幻

シルクはもういない

わかってはいる、わかってはいるけど…
シルク
後追いとかしないかマジで心配したんだけど!
マサイ
…るせぇ…
マサイ
うるせぇ!!。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。
うれしい…

会えてうれしい
マサイ
帰れ帰れ!!。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。
シルク
ごめんって(笑)
シルクは笑ってる
シルク…
マサイ
お前の分まで俺が生きてやるから、帰れ!!(´;д;`)
シルク
ふふっ
だとうれしいよ(笑)
モトキ
マサイっ!!
遠くでモトキの声が聞こえる
モトキ
マサイっ!!ガチャッ!
モトキ
マサイ!マサイ!マサイだよね!?
マサイ
大丈夫、俺は俺(笑)
モトキ
よかったーーどっか行っちゃったかと思ったー!
シルクに触れない、やっぱり…
マサイ
…そんなわけないよな
モトキ
何が?
マサイ
ううん、何も
振り替えったってシルクはもういない

だから、後ろを向く必要はない
モトキ
さっき誰としゃべってたの?
マサイ
ん?あー…
マサイ
大切な人?かな(笑)
暖かな春風が俺の頬を撫でた
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お久しぶりです((久しぶりすぎるわ

この頃マジでプリ小説開いてませんでした

あとね、めっちゃ長くなった( ・∀・)

そんで疲れた((知るか

死ネタって良いね!
今後色々書くかも(圧倒的に楽だから)

マジで次からはちゃんと定期更新始めます
ね、聞いて
ちゃって打ったらチャン・ドンゴン出てくる

何で!?(*゚∀゚)