第13話

リドルとなんでもない日②
456
2020/10/06 11:27
作者
※追記  文脈がおかしい部分があったので
一部訂正しています🙇‍♀️💦








あなた視点



















エース・トラッポラ
おーい、あなた!
エース・トラッポラ
さっさと料理食わねーと
グリムが食い尽くしちまうぜ?
あなた
え、それは困る!
あなた
リドル先輩、私ちょっと
エース達の所に行ってきますね!
リドル・ローズハート
あぁ、行っておいで










あなた
あ、このケーキ美味しそう!
グリム
それはオレ様が食べるんだゾ!
エース・トラッポラ
グリムお前、他にも散々食ってただろ
デュース・スペード
あなたに譲ってやったらどうだ?
グリム
イヤだ!オレ様のなんだゾ〜!
エース・トラッポラ
おい!暴れんなって…!



エースが駄々をこねるグリムを抑えようとする



あなた
ケーキはグリムが食べていいから!
落ち着いて…





ガッシャーン!!




エース・トラッポラ
あぁぁ!!!
あなた
お皿が…!
デュース・スペード
なんてことだ…



グリムがテーブルにぶつかり、
その反動でお皿が何枚か落ちて割れてしまった




グリム
お、オレ様悪くないんだゾ…
エース・トラッポラ
いやお前のせいでしょーが!!
デュース・スペード
もしローズハート寮長に
バレたりしたら…
リドル・ローズハート
…何がボクにバレると困るって?
デュース・スペード
!?ローズハート寮長…!
リドル・ローズハート
この割れた食器はどういうことなんだい?
エース・トラッポラ
えーっと…これはグリムのせいなんですよ!
グリム
だからオレ様のせいじゃないんだゾ!
グリム
エースがオレ様を抑えつけるから…
エース・トラッポラ
俺が悪いっての!?
デュース・スペード
やめないか2人とも…!
リドル・ローズハート
…事情はよく分かった




やばい、リドル先輩に怒られる…!




リドル・ローズハート
落としてしまった食器は
すぐに片付けておくように
リドル・ローズハート
そして、次からはこんなことが起きないよう
気をつけること。いいね?



あれ?リドル先輩怒ってないみたい…?



エース・トラッポラ
えっ……それだけですか?
リドル・ローズハート
それだけって…次からは気をつけるように
と言っただろう?
リドル・ローズハート
そんなことより、今日はあなたとグリムも招いて
いるんだから しっかりと2人をもてなすように
エース・トラッポラ
…はい、寮長!
グリム
はぁ、怒られずに済んだんだゾ…




リドル先輩はそう言い残し、他のテーブルの方へ行った



エース・トラッポラ
なんかさ、今日の寮長
機嫌良くね?
デュース・スペード
そうだな。いつもなら容赦なく
首をはねられているところなのに…
トレイ・クローバー
それは今日のパーティーに
あなたがいるからだろうな
エース・トラッポラ
うわ、トレイ先輩!?
デュース・スペード
一体いつからそこに…
トレイ・クローバー
リドルが怒り出さないか心配で
影で様子を見てたんだが…
トレイ・クローバー
どうやら、その必要はなかったみたいだ
あなた
あの、私がいるから…って
どういうことですか?
トレイ・クローバー
ん?…いや、あなたは気にしなくていいぞ
エース・トラッポラ
ふーん…なるほどね
エース・トラッポラ
寮長が機嫌良い理由、俺分かっちゃったかも
あなた
え!どういう理由なの?
エース・トラッポラ
これはあなたには教えられねーな



なぜかニヤついてるエース


あなた
何でよ〜!教えてくれてもいいのに
デュース・スペード
エース、僕も理由を知りたいんだが
エース・トラッポラ
うそ、お前も分かんないワケ?
2人とも鈍感過ぎんだろ…
デュース・スペード
なっ…僕達を馬鹿にしてるのか?
トレイ・クローバー
落ち着けデュース。それより、俺も手伝うから
早く落とした皿を片付けよう
デュース・スペード
…分かりました



結局、リドル先輩が機嫌良い理由は何だったんだろう?











片付けも終わり、パーティーの残り時間も少なくなっていた





あなた
そろそろ終わっちゃうのかぁ
エース・トラッポラ
いや、まだ最後にお楽しみが残ってるぜ
あなた
えっ?何かあるの?
デュース・スペード
パーティーの最後には大きなホールケーキを
皆で食べて締めくくるんだ
あなた
へぇ!そうなんだ
エース・トラッポラ
…お、ちょうどトレイ先輩達が
運んできてくれたぜ
トレイ・クローバー
みんな待たせたな
トレイ・クローバー
さぁ、どんどん食べてくれ
リドル・ローズハート
あなた達も遠慮せずに食べるといいよ
あなた
ありがとうございます!
グリム
めちゃくちゃ美味そうなんだゾ〜!
ケイト・ダイヤモンド
やっぱり、パーティーラストの
ケーキは映えるね〜♪
あなた
すごい!
バースデーケーキみたいに豪華ですね!
トレイ・クローバー
これは特に気合い入れて作ったからな
エース・トラッポラ
バースデーと言えば…
そういや、あなたの誕生日っていつなの?
あなた
えっと…私の誕生日、今日なんだよね




私がそう言った途端、一瞬周りが静まり返った



リドル・ローズハート
…え?
エース・トラッポラ
は!?お前、マジ!?
あなた
う、うん
デュース・スペード
それはかなりまずいぞ…!
あなた
えっ、まずいって何が?
トレイ・クローバー
…なんでもない日のパーティーは、
誰の誕生日でもない日にやるものなんだ
あなた
でも、私はハーツラビュルの
寮生じゃないから大丈夫かなって…
ケイト・ダイヤモンド
確かにあなたちゃんはハーツラビュル寮生じゃ
ないけど、今日の立派なゲストだからね〜…
ケイト・ダイヤモンド
リドルくん、怒っちゃうかも
あなた
そんな…!




リドル先輩の方をちらっと見ると、
俯いてわなわなと震えていた



どうしよう、完全に怒らせちゃった…!




あなた
り、リドル先輩!ごめんなさい…!
リドル・ローズハート
うぅっ…
あなた
リドル先輩…?
グリム
様子が変なんだゾ
デュース・スペード
ローズハート寮長?
もしかして…
エース・トラッポラ
…嘘だろ、泣いてる!?
ケイト・ダイヤモンド
ちょっとちょっと!
どうしちゃったのリドルくん!
トレイ・クローバー
おいリドル、大丈夫か!?
リドル・ローズハート
うぅ…ぐすっ…



うそ…私、リドル先輩のこと泣かせちゃったの…!?


とにかく謝らなきゃ…!


あなた
本当にごめんなさい!!
私が参加しちゃったせいで…!
リドル・ローズハート
…いや、謝るのはボクの方だ…
あなた
!?…どうしてですか?
リドル・ローズハート
今日はあなたの誕生日なのに、なんでもない日
としてパーティーを開いてしまうなんて…
あなた
そんな!
私が言わなかったのが悪いんですし…
リドル・ローズハート
だって…好きな子の誕生日が
なんでもない日なはずないじゃないか…!
あなた
えっ…!?
デュース・スペード
好きな子…!?




トレイ先輩とケイト先輩は特に驚く様子もなく、
エースは納得したような顔でニヤついていた



リドル先輩が私を好きだなんて、
そんな夢みたいなことがありえるの…!?






ケイト・ダイヤモンド
リドルくん…ついに言っちゃったね?
リドル・ローズハート
そうだ…ボクはあなたのことが好きなんだ
リドル・ローズハート
だから、誕生日はちゃんと祝って
あげたかった…それなのに…!
あなた
リドル先輩!
あなた
…私も、リドル先輩のことが好きです!
リドル・ローズハート
…!
リドル・ローズハート
それは本当かい…?
あなた
はい!
あなた
だから、リドル先輩に告白されたのが
私にとって1番のお祝いです!
リドル・ローズハート
あなた…
リドル・ローズハート
けれど、それじゃボクの気が収まらないよ
あなた
それなら…後で私のお祝いしてくれませんか?
あなた
その…リドル先輩と2人きりがいいな、なんて
リドル・ローズハート
!…あぁ、もちろんだ
エース・トラッポラ
…何これ、カップル成立ってワケ??
トレイ・クローバー
はは、そういうことだな
グリム
オレ様たち、すっかり忘れられてるんだゾ…
デュース・スペード
けど、めでたい事じゃないか
ケイト・ダイヤモンド
2人とも!おめでと〜!!
ケイト・ダイヤモンド
記念に1枚撮るよ〜!




またリドル先輩とツーショット、しかも今度は
恋人同士としてなんて…嬉しすぎるなぁ




リドル・ローズハート
さぁ、ボクの隣においで。あなた
あなた
はい、リドル先輩!








……













作者
やっとおしまいです!
作者
めちゃくちゃ長くなってしまい
すみません😭
色々詰め込み過ぎました…😭
作者
なんでもない日のパーティーのルールは
作者の想像で作った所もあります!🙇‍♀️
作者
それでは、ここまで読んでくださって
ありがとうございました!

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