早川「……先輩。おはようございます」
あなた「……あれ、?アキくん」
早川「あ…先輩、家に帰ってきた途端すぐ倒れたんですよ。で、今俺のベッドの上です」
あなた「あれ……そうだったけ……覚えてないや」
早川「急に倒れるもんだからびっくりしましたよ…」
あなた「あー、、あの悪魔だいぶ倒すのに手こずっちゃって、、」
早川「だからあんまり無理するなって言ったでしょう……ボロボロの状態で悪魔と戦うから……」
あなた「だって子供が人質にされてたし、、」
早川「助けたい気持ちは分かりますけど…俺を呼んでくれればよかったのに」
あなた「はは、ごめんごめん」
早川「……ほんっっとに心配したんですからね……」
あなた「ふふ、アキくんって優しいね」
デンジ「おー、アキは優しいべ」
あなた「あれ、デンジくんもいたんだ」
早川「お前いつの間に……」
デンジ「こいつ、先輩が倒れてからずーーっと先輩のとこいんの。風呂沸かせって頼んでも全然聞かないし」
早川「おい、余計なこと喋んな」
あなた「えぇ〜そうなんだぁ〜?」
早川「……先輩までからかわないでください」
あなた「ふふ、嬉しいよ。たくさん心配してくれてたんだね」
早川「……当たり前じゃないですか。いきなりぶっ倒れたらそりゃ心配しますよ」
デンジ「……あのさあ…完全に2人の世界入って俺の前でイチャイチャしないでくんない?」
あなた「すまんすまん」
デンジ「謝る気ないでしょ先輩」
早川「それよかお前はもう寝ろ。子供は寝る時間だ」
デンジ「はいはい、要するに2人でイチャイチャしたいから去れってことね。了解」
あなた「……はは、デンジくんってかわいい子だね」
早川「ガキですけどね……」
あなた「…ねぇアキくん。お願いがあるんだけどさ」
早川「どうしました?」
あなた「……添い寝して」
早川「……はい?」
あなた「はい?じゃなくて。ずっとそこに座って起きとくつもり?」
早川「や、ソファで寝ようと……」
あなた「だめ。体痛くなっちゃうよ」
早川「……え、あの……いいんですか」
あなた「いいんですかって、ここアキくんのベッドだよ笑」
早川「……じゃ、じゃあ……失礼します」
あなた「おお……アキくん心臓ばっくばく」
早川「、、ほんとにからかうのやめてください、、」
あなた「ごめんって笑 ……それにしても、誰かと一緒に寝るなんて久しぶりかも」
早川「……そう、ですか」
あなた「うん。私、小さい頃に家族みんないなくなっちゃったからさ…それからはずっと1人で寝てて」
早川「……俺もです」
あなた「そっか……。誰かと一緒に寝るって、なんか安心するね」
早川「……じゃあ、これからは一緒に寝ますか」
あなた「お、いいねそれ。なんか夫婦みたい」
早川「夫婦、、、」
あなた「アキくん。顔赤くなってるぞ(仕返し)」
早川「うるさいです早く寝やがれください」
あなた「日本語どうした」
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next.♡×15
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。