愛されていた奴を一気にどん底に落とす
最初のターゲットはあなただった
上手くいったと思った
でも
あなたを信じる奴が数人居た
愛されている奴は信頼されている
嘘をどれだけついても
信じている人達はあなたを見捨てなかった
羨ましい
そう思った
いじめられても楽しそうに毎日を過ごしているあなたに
いいなと思う気持ちとウザイと言う気持ちが出てきた
私は嘘をつくのはやめなかった
真実を話そうともしなかった
気持ちが良かった。
あなたをいじめることが。
楽しかった。
私は狂っていた
多分昔から気づいていた
誰かが苦しんで居るところを見て
「気持ちが良い」
なんて
「楽しい」
なんて思う人は
そんなに居ないから。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。