第11話

>>11
1,547
2021/08/03 08:39
ヒョンソクside______







ヒョンソク
ヒョンソク
......






ジフナの家に行くための準備中も、
向かってるときもずっと考えていた。
何でこんなにモヤモヤするのか分からないから...
分からないって思うと、なんか悔しくて








ヒョンソク
ヒョンソク
......





ピーンポーン




ジフン
ジフン
はーい





ガチャッ




ジフン
ジフン
ひょんっ !! 
ヒョンソク
ヒョンソク
っ...






あれ、何に悩んでたんだっけ
全部吹っ飛んだ...
変なの。








ジフン
ジフン
ひょん、何飲む?
ヒョンソク
ヒョンソク
なんでも...
ジフン
ジフン
分かった!






あ、そうだ。聞かないと...




ヒョンソク
ヒョンソク
なぁ、今日さ...
ジフン
ジフン
っ...ごめんね、
ジフン
ジフン
どうしても行かなきゃならなくて
ヒョンソク
ヒョンソク
そっか...あ、また別の日になったから
ヒョンソク
ヒョンソク
カトクで話そう。
ジフン
ジフン
え、ごめんね...
ヒョンソク
ヒョンソク
いいよ笑
ジフン
ジフン
家に来るって、どうしたの...?
ヒョンソク
ヒョンソク
えっ、あ、急だったから大丈夫かなと思って!
ヒョンソク
ヒョンソク
友達とだから大丈夫、だよね...(笑)
ジフン
ジフン
うん...!
ヒョンソク
ヒョンソク
......
ジフン
ジフン
......







お互いに黙り込んだ。
用事も済んじゃったし、どうすれば良いか
分からなくて...
昼から降り出し始めた雨が部屋に鳴り響く。
悪天候のせいでいつもより暗くて、
そのせいかは微妙だけど
鼓動がどんどん速まる...。









ジフン
ジフン
ひょん顔真っ赤www
ヒョンソク
ヒョンソク
う、うるさい !! /////
ジフン
ジフン
なに、ドキドキしてるんですかㅎㅎ
ヒョンソク
ヒョンソク
アイス...アイス買いに行ってくる !! /////
ヒョンソク
ヒョンソク
暑い !!  行ってきます !! ////
ジフン
ジフン
えぇっ笑笑(敬語ㅎㅎ)
ジフン
ジフン
あ !! 
ヒョンソク
ヒョンソク
ビクッ
ヒョンソク
ヒョンソク
え、なに((
ジフン
ジフン
アイスならあるよ !! 
ヒョンソク
ヒョンソク
なんでだよ((
ジフン
ジフン
まぁまぁ笑笑
ジフン
ジフン
ちょっと待ってて!笑
ヒョンソク
ヒョンソク
へい...






どうしよう、ドキドキが止まらない。
何かそんな特別なことはしてないのに...!!






ジフン
ジフン
はい!
ヒョンソク
ヒョンソク
わっっっ !? !?  








悶々と考えていると、突然後ろから
アイスがきた。






ヒョンソク
ヒョンソク
待って、くそダサいわ...(照)
ヒョンソク
ヒョンソク
忘れろっ !! ////
ジフン
ジフン
可愛い〜(♡)
ヒョンソク
ヒョンソク
ッ...帰る !! /////




ガシッ



ジフン
ジフン
待って
ヒョンソク
ヒョンソク
な、なんだよ
ヒョンソク
ヒョンソク
改めてダサいとか言うなよ !? 
ジフン
ジフン
違いますよ(笑)
ヒョンソク
ヒョンソク
てか、お前も敬語とタメごっちゃごちゃだからな !?
ヒョンソク
ヒョンソク
揃えろ !! 
ジフン
ジフン
じゃあ、タメで !! 
ジフン
ジフン
それで !! 
ヒョンソク
ヒョンソク
な、何だよおら !! 
ジフン
ジフン
おらwww
ジフン
ジフン
ハッ...それでね !! 
ヒョンソク
ヒョンソク
おう !! 
ジフン
ジフン
何でさっきから顔赤いの !? 
ヒョンソク
ヒョンソク
なっ...何でも !!((
ジフン
ジフン
はいっ !? 
ジフン
ジフン
ちゃんと答えて !! 
ヒョンソク
ヒョンソク
い、いや...なんかドキドキして......
ジフン
ジフン
え、可愛いㅎㅎ
ヒョンソク
ヒョンソク
笑うな(笑)
ジフン
ジフン
ヒョンが笑ってるから無理ㅋㅋㅋ
ヒョンソク
ヒョンソク
そんな...(笑)
ジフン
ジフン
ほら笑笑
ヒョンソク
ヒョンソク
すぐに笑いが止まるわけないじゃんㅎㅎ
ジフン
ジフン
まぁね(笑)
ヒョンソク
ヒョンソク
笑笑
ジフン
ジフン
もう少し詳しく聞いていい...?//
ヒョンソク
ヒョンソク
え、うん
ヒョンソク
ヒョンソク
何でお前が照れるんだよ(笑)
ジフン
ジフン
だってさ...どうしてヒョンは、その気がない人にもドキドキするの......?
ヒョンソク
ヒョンソク
え...?
ジフン
ジフン
...期待するじゃん、
ヒョンソク
ヒョンソク
っ.../////







言われてみればそうだった。
どうしてこんなにも好きじゃない奴のことで
悩んだり傷付いて、笑ってるんだろ...。
矛盾してんじゃん。
自分の中で抗っていたのかもしれない、


『 俺はもう恋なんかしない。』
『 絶対に好きになんてなるものか 』


皆、居なくならないと安心させておきながら
一瞬にして関係が弾ける。
小さい頃によく遊んだしゃぼん玉みたいだった。
しゃぼん玉が弾けるまでの時間を大体は知っている。
それが人間関係のようで嫌だ。
感じてしまったものはそう簡単に消えやしない。
分かってても、また新しい感情を探す...








ヒョンソク
ヒョンソク
(自分が傷付くのは分かりきってるのに)
ヒョンソク
ヒョンソク
(どうして...)
ジフン
ジフン
ヒョン、好き。
ジフン
ジフン
勘違いだったら言ってよ、
ジフン
ジフン
そうでも僕の気持ちは変わらないから...
ヒョンソク
ヒョンソク
......





言いたい。終わりなんか既に見えてる、
それでも好きだって...。
恋焦がれてる今言わなきゃもう伝えれない
気がする...










ヒョンソク
ヒョンソク
...勘違いじゃない、きっと
ジフン
ジフン
...!
ヒョンソク
ヒョンソク
でも、もう少し待って欲しい。
ヒョンソク
ヒョンソク
気持ちの整理がつかなくて...
ジフン
ジフン
待つ !!  いくらでもっ !!
ヒョンソク
ヒョンソク
笑笑







言ったからにはもう戻れない。
でも、判断を間違えた気はしていない。
あの日見たような綺麗なしゃぼん玉が作れなくなる
ぐらい大きくなったって、まだ幸せでいたい。
だからもう迷わず行こうかな、
悔いのないようにとことんやってみようかな。
さよならを始めよう。










ヒョンソク
ヒョンソク
ジフナ、사랑해(笑)
ジフン
ジフン
ひひっ、僕も !! ////
ヒョンソク
ヒョンソク
笑笑










さぁ、こっからがSTARTだ。______





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