第36話

浮気された。
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2020/09/27 16:37



信じてた彼に、浮気されました。












ナムジュン


「少しいい?」『ん?』向かい合って座ると、どこからか高そうな口紅を出す彼女。「…これ、私のじゃない」「ここに女の子誰一人入れてない、私は。」睨むわけでもなく、ただ真剣にナムの目を見る彼女。『……ごめん。』「っ、…!!!」信じてた彼にこんなに早く白状されると、今までなんとか保っていたモチベーションとか希望とかが一気に打ち砕けてった。「…その人が好き、?」『…好きでは、ないんだ。○○の方が好き…』「…ははっ、もう何言ってるかわかんないよ…」呆れと悲しさと絶望で涙が出てしまって、顔を上げられない彼女。「別れましょう」『…うん、分かった…』「っ、」『これ以上、○○を傷つけられないから』別れた後に2人とも後悔する、バカみたいに。でも臆病で2人とも歩み寄れず、誰かのものになってしまう。














ジン



「なに?これ」「私こんなところにキスマークつけてないよね?💢」『な、何言ってんだよぉ〜!付けたじゃん!、1週間前にさ、!酔っててさ!』「1週間前のやつがこんなに濃ゆく残りますか?💢」『の、残る!!!』って諦めないジンにめちゃめちゃイライラする。「こんな人だとは。もう無理」『えっ、まってそんな捨てないでよ』「…は?」捨てないで、って言葉に堪忍袋の緒が切れてしまった彼女。「捨てないでって何っ、ほんとなんにも分かってない!!!最低っ、」って手を振りあげる彼女。ぎゅっと目をつぶったソクジン。けど痛みは来ない。目を開けると涙を流しながら振りあげた手を動かせないでいる彼女。『○○…』「私っ…ほんとバカっ…」昔の甘い思い出が邪魔をしてどうしても嫌いになれないの。







ユンギ



週刊文春的なやつにスクープされてた。ユンギが女の人といる所。こっちは公表してないから、スクープされたのは" BTSユンギ、人気アイドルと熱愛 "と出てる。家に帰ると、彼女は今まで通りに居て、ほっとするけどやっぱりいつも通りなわけなくて『話がしたい』「どの話?どんな話からする?」「ユンギは私を愛してなかったって話?」
「私はずっとユンギを愛してって話?」悲しそうに笑った彼女。『悪い、ほんとに悪いと思ってる…』「頑張ってたんだよ、私」「ちゃんと頑張って綺麗でいたの」「でも、意味なかったね」「ユンギは私なんか見てなかった」『違う、ちゃんと見てた』「何言ってるの、今更そんなこと信じられるわけないじゃん!!!」ってユンギが他の人とキスしてるのが堂々と載った雑誌を投げつける。失った大切さに気づいて、ずっとずっと彼女のこと引きづってて欲しい。













ホソク


「…別れないよ」「ホソクが別れようって言うまで別れないから」泣きながらホソクに優しい口づけをした彼女。『○、○…』心臓が握り潰されたように痛くて、息が詰まる。「浮気したのは、お互い悪いの」『ち、違うだろ…』「ううん、違わない。」「夢中にさせなければ、夢中にならなければ…続けられないの、恋人って」涙を流す彼女が、綺麗ですごく綺麗で無意識に『ごめん、別れたくない』と言い放っていたホソク。『ほんとに、ごめんね…』彼女の細い腰を抱き寄せて抱きしめる。なんで、なんで傷つけてしまったんだろう、とあとから自分がを責めたてる。








ジミン


「…4回目」『…ごめんなさい』実は女癖悪いジミン。3回までと決めてたけど、ついに4回目の浮気をしたジミン。「昔2人で決めたこと、覚えてる?」『…うん』「じゃあ、もうお別れだねついに」「あーぁ、8年とかなる前にさっさと浮気されて別れればよかった笑」『なっ、ひどい!』「ふんっ、どっちが」『ごめん…』「…短かったなぁ…」不意に本音が漏れてしまった彼女。「正直4回目はないと思ってたー」『ほんとに、魔が差したの、ごめん。』「気づいてる?毎回それだよ?理由」寂しそうに笑った彼女。『○○…』「でもこれでおしまい!」「今までありがとう!楽しかった!」『っ、…俺もっ!楽しかった!!』自分がしたくせに、彼女よりも泣くジミン。「じゃあね!ジミン!」こっちは綺麗サッパリ終わり。何も無く、戻るなんて選択肢は2人で無くす。









テヒョン



「ねぇ、テヒョン。正直に答えてね」『うん?』「浮気した?」『え?』「これは何?」熱いキスを交わしてる画像を見せてくる彼女。『もしかして、振られる?俺』「そうかもね」『嫌だなぁ』「どの口が言ってるの?」『ごめん』『でも別れたくないのはホントだよ』「…信じろと?」『うん』自信満々で言ってくるからこっちもびっくりする。「じゃあ、お互い同じ立場の方がキリがいいよね。」『え?』「他の男に抱かれてくる」「私こう見えて結構モテるんだよ?」部屋出ていこうとしたら、手を掴まれてしまう。振り向くとこっちを睨むテヒョン。『仕返し?』「違うけど?立場を公平にしようと思って」『なにそれ意味わかんない。イラついてるなら殴ればいいじゃん』「アイドルの顔に傷をつけろと?」『…クソっ、いいからダメ』って言ってキスしてくるテヒョン。「…信じてた」『っ、…』そう言った彼女の口を塞ぐように何度もキスをする。













ジョングク



『っ、うそだろ…』週刊文春的なやつに報道されてやっと来れた同棲中の家は、もう彼女の荷物はひとつも無くて、立ち尽くすグク。『ヌナっ…!!』机の上に置かれた置き手紙に絶望する。「"別れてください。私はグクの隣をあんな風に歩けない。"」『クソっ、クソッ!!!!』後悔して後悔しまくって、彼女を探すグク。でも見つかるはずない。実家も何も知らないから。ヌナにどれだけメッセージを送っても、電話をしても出ない。『嫌だっ…ヌナっ、ヌナ…』何度も何度もかけ直した電話でやっと繋がった1本。『ヌナっ…!!』「もうかけて来ないで。迷惑なの。」『だったらブロックすればいい、なのにしてない。ってことはヌナはなにか俺に求めてるんでしょ?』「…何言ってるの」『もう一回だけやり直したいっ、気づいたんだ、ヌナがどれだけ大事か…!』「…もう遅いよ」電話を切ったヌナ。泣いて絶望して、ヌナに向けての曲をソロで作って歌ってて欲しい。

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