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2021/09/28

第44話

No.43 莉の家での朝
秋霖
…習慣ってすごい。
少し寝ぼけた脳で思う。現在時刻、6時。
秋霖
(まぁ、あの騒動ごみ屋敷事件がある前よりは遅い時間に起きたけど…)
秋霖
(騒動後はこれくらいの時間に起きてたからかな)
目覚ましなしで目が覚めた。
秋霖
ふわぁぁ。…ほんとに習慣ってすごい。
まだ眠い目を擦ると、隣の三人を起こさないように静かに起き上がる。そろりそろりと洗面所に向かい歩きだし、
転んだ。
秋霖
あ。
ドンッ!結構な音が鳴り、痛いという感情が出る前に、勢いよく後ろを振り返る。
りけん
……
りいこ
……すぅー
莉猫
……
三人は静かに寝息をたてている。
よかった、小さな声でそう言い、胸にてを当てた。
秋霖
(泊めさせてもらっている身で睡眠妨害なんて、言語道断!!)
秋霖
(というか、ズボンの裾長いな…)
ズボンの裾をめくり、洗面所にある姿見を見て私は納得した。
秋霖
これは転ぶ。
そうだ、なぜズボンの裾が長いのか、上の服も違和感があるのか。
秋霖
すっかり忘れてた。莉猫くんの服貸してもらったんだった…
 昨日着ていた服は所々破れたり泥が跳ねたりと、そのまま布団に入るには汚すぎたので服を貸してもらうことになった。
 でも、りけんくんやりいこちゃんの服は小さすぎたから莉猫くんの服を借りることになったのだった。
秋霖
そりゃあ、ぶかぶかなはずだよね。
でもこれだけ服のサイズが違うということは身長とか体格差があるということだ。
秋霖
…私ってもしかして、
秋霖
ちび…?
 私は薄目でこれからたくさん牛乳を飲もうと思いました。
とりあえず、私は顔を洗う。
秋霖
(……ふぅ、この後どうしよ。)
まずはシェアハウスの家事をなるべく速く終わらせよう。そのあと、りけんくん達の朝ごはんも作ろうかな。食材はシェアハウスあっちから持ってこよう。
秋霖
(それくらいの意地悪は許されるよね。)
シェアハウスの食材のお金は生徒会メンバーが払っている。まぁ、前悪口を言った仕返しというていを取っておこう。
玄関に向かうと視線を落とす。
秋霖
……やっぱり夢じゃなかったんだ。
玄関のあの・・靴があること、りけんくんたちの家に泊まっていること、それが昨日のことが夢ではなかったのだと実感させてくれた。
私はため息をつき、その靴を履く。そして少し大きい靴でシェアハウスへと向かう。
秋霖
んー!はい!シェアハウスの家事は終了いたしましたぁー。

シェアハウスの家事が終わり私はソファーに倒れこみ、息をつく。
そしてチラリと壁掛け時計を確認する。
秋霖
(6時50分……)
秋霖
6時50分!?
予想よりも時間がかかったことに驚き、私はソファーから飛び起きた。
秋霖
あー、もう!作ろうとしてるスープ煮込む時間いるのに……やっぱり昨日の反動?
秋霖
いや、だからと言って手を抜いて言い理由にはならないし、ほんとに何してるの、
秋霖
だからいつまでも雛姫と比べられるんだよ……!
焦ると独り言が多くなるのが私の癖だ。ぽいぽいといる食材をあらかじめ用意していたかごに放り込む。
秋霖
これと、これ、あとこれと……
必死になっていたからか、気づかなかった。誰かが入ってきたことを。
???
な、何をしているんですか……?
突然の声かけに私は振り返り、思い出した。
るぅと
るぅと
秋霖さん……
秋霖
(こ、この人、いつも七時には起きてるんだった……)