第22話

No,22 さっくんとの思い出
3,229
2020/07/05 04:06
秋霖
秋霖
ふぅー。
あの後……
秋霖
秋霖
わたしるぅと先輩叱ってきますんで、降りてくるまでに、ゴミくらいまとめておいてください!
すとぷり
はーい
すとぷり
(るぅと、アディオス。。。)
その後、一時間ほど、るぅと先輩を叱った。
秋霖
秋霖
(途中で泡吹き初めてビックリしたよ。)
(壁に飾ってあるブレスレットを見る)
秋霖
秋霖
みんな、わたし頑張るからね。
〈 雛姫の部屋 〉
妹・雛姫
妹・雛姫
駄目だ。また役目が終わる……あれをやらないと
妹・雛姫
妹・雛姫
わたしは踏み台で終わるわけにはいかない!!
〈 次の日・放課後 〉
雛姫
雛姫
コトン
雛姫
雛姫
これで……
〈 そのまた次の日 〉
あれから、家事は分担するようになった。
今日のご飯担当は私
姉・秋霖
姉・秋霖
トントン(野菜を切ってる)
姉・秋霖
姉・秋霖
んー。
さとみ
さとみ
なに悩んでるの?
姉・秋霖
姉・秋霖
うわっ!
姉・秋霖
姉・秋霖
イタッ
さとみ
さとみ
あ、ごめん!驚かせる気はなかったんだけど……
姉・秋霖
姉・秋霖
いえ、私の不注意と言うこともあるので大丈夫です
さとみ
さとみ
指、いま切ったでしょ?
姉・秋霖
姉・秋霖
え?いや、そこまで深い傷でもないですし、
さとみ
さとみ
はい、とりあえずソファー座ってて。
姉・秋霖
姉・秋霖
は、はい。
さとみ
さとみ
はい、救急箱
姉・秋霖
姉・秋霖
あの……こういうのは絆創膏張っとけば直るんですよ?
さとみ
さとみ
え?マジで?
姉・秋霖
姉・秋霖
マジですよ!
さとみ
さとみ
怪我すること少なくて、あんまり習慣なくて……
姉・秋霖
姉・秋霖
……
姉・秋霖
姉・秋霖
私、怪我して心配してもらったの初めてです。
さとみ
さとみ
え?
姉・秋霖
姉・秋霖
あっ、すみません2回目です
さとみ
さとみ
一回目誰に心配してもらったの?親?
姉・秋霖
姉・秋霖
いいえ。親ではなくて
姉・秋霖
姉・秋霖
仲の良いともだちでした。
〈 回想 〉
ある日、みんなで鬼ごっこをしていた。
るーちゃん
るーちゃん
じゃあ、かぞえますよー!
るーちゃん
るーちゃん
いーち、にーい、さーん
秋霖
秋霖
え、えっと、どこににげよう?
さっくん
さっくん
しゅー、こっち!
さっくんが手招きしてここなら隠れられるよと教えてくれた。
秋霖
秋霖
タッタッタッ
さっくん
さっくん
まって、しゅー!そこ!いし!
秋霖
秋霖
へ?
さっくんが叫んでくれたときにはもうつまずいていて。
秋霖
秋霖
ズデーンー
思いっきり地面に転んだ。
秋霖
秋霖
。。。
秋霖
秋霖
ひっくひっく
秋霖
秋霖
うわぁあぁん!
さっくん
さっくん
しゅー!!
さっくん
さっくん
だいじょうぶ?わるい、おれのせいだ……
さっくん
さっくん
ち、でてるじゃん!えっとこういうときどうすんだっけ?
さっくん
さっくん
びょういんいくんだっけ?
さっくん
さっくん
はりでぬうんだっけ?!
さっくん
さっくん
え?それともにゅういんしないとだめなやつ?!
秋霖
秋霖
ポカーン
いつも冷静な、さっくんのおろおろとした、新しい一面がみれて。

そのめずらしいさっくんの姿に
秋霖
秋霖
あははははっ!
思わず笑ってしまった。
さっくん
さっくん
え?え?だいじょうぶ?
秋霖
秋霖
うん!しんぱいしてくれてありがとうさっくん!
さっくん
さっくん
ははっ!
さっくん
さっくん
おまえがわらってんならもういいや!
〈 現在 〉
姉・秋霖
姉・秋霖
と、いうことです。
さとみ
さとみ
へー。そうなんだ。
さとみ
さとみ
その、友達、お前にとってでかい存在なんだな。
姉・秋霖
姉・秋霖
……そうですね。私の世界を変えてくれた人。ともいっていいかもしれません。
さとみ
さとみ
そっか。
さとみ
さとみ
あ、やべ。
姉・秋霖
姉・秋霖
どうしました?
さとみ
さとみ
課題やってねぇ。
さとみ
さとみ
なーくん!起きて!課題見してー!
姉・秋霖
姉・秋霖
ふふっ。
姉・秋霖
姉・秋霖
こんなにも陽気な人たちだったんだな。
というか……さとみ先輩おっちょこちょいな一面もあるんだなw

プリ小説オーディオドラマ