時間は川のように流れ過ぎ
気がつけば 夜
なんか急に気分落ちる日ってあるなぁ
なんて言えばいいんだろう
何気ない一言が
自分には向けられてない一言が刺さったりして
泣きたくなるくらい、息苦しくなっちゃう
そう
体育祭の二人三脚の練習で私は大転倒したのだ。
ペアの初見知りの女の子を巻き込んで←
えむちゃんだっけ、
確か司さんの、遊園地のショーの時もいたけど
なんか慌ただしく走り回ってて話す暇なかった子…
なんかまふゆとは結構正反対っぽいけど…
いや、まふゆは優等生ってことらしいし
人脈に縛りとかほとんど無さそうだもんな……
そりゃふと思い出すと辛くなる出来事だと自問自答。
なんとなくパソコンを立ち上げニーゴのリンクを開く。
そのリンクを開く前に携帯が震えた。
ん、瑞希の携帯から着信…
なんの電話だろう?
これがきっと相手が「えななん」なら
「も〜えななんは別にいつも予定ないでしょ」
って弾みの認識で話しかけてくるのかな…
ってダメだな
こんなふうに論理的に考えてると病んじゃう。
おそらく本人でも気づいてないような
とっても小さく漏れた声。
どうしたの
この一言を届けるのってこんなに難しかったっけ
なんで それっぽい一言でも
投げかけてくれないんだろう
やば、今の絶対
「「相手に良くない印象与えちゃった」」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!