第5話

玉狛支部(屋上)
672
2020/02/07 16:08
ご飯も食べ終わり、桐絵たちとの約束を済まし一段落してから新入りを誘い三つ子と共に屋上に上がる
紫茜架 ユカリセリカ
んー!
大きく深呼吸する
紫美架 ユカリミカ
改めて何か話すこともないけどせっかくのお近づきに何か話し合おうかと思って
紫柚架 ユカリユズカ
緊張しますよねこんな怖そうな二人に囲まれて
紫茜架 ユカリセリカ
僕が怖そうなら、柚架も同じだからな
三つ子なんだから
紫柚架 ユカリユズカ
それはいけませんね
三雲修
皆さん仲良さそうですね
紫美架 ユカリミカ
喧嘩という喧嘩はしたことがないかな
雨取千佳
いいですね
紫茜架 ユカリセリカ
それよりこの前三輪隊と闘ったんだって
どうだったあの人達の実力
空閑遊真
素直にすごかったよ
黒トリガーを使ってもギリギリで勝てたって感じかな
紫柚架 ユカリユズカ
ですよね
三輪隊もコンビネーションがいいから空きがなかなか見つけられなくて手をやいているんです
紫美架 ユカリミカ
叔父さんが絶賛してたからな
三雲修
叔父さん?
紫柚架 ユカリユズカ
忍田本部長いますよね
実はあの方は母の弟で私たちの叔父さんなのです
三雲修
そうだったんですか!
空閑遊真
あの優しい人か
紫茜架 ユカリセリカ
ボーダーに入るきっかけは昔叔父さんにボーダー隊員を見せてもらって子供ながら純粋にかっこいいなって思ったからなんだ
雨取千佳
そおやってかっこいいと思って入って強いなんてすごいですね
紫美架 ユカリミカ
俺なんかまだまだだ
お前のトリオンも怪物並らしいじゃないか
雨取千佳
私なんか…自分の力をまだ操るので精一杯て
そこからもお互いのことを話し合っていると下から聞き慣れた声がしてくる
紫小鞠ユカリコマリ
おーい!迎えに来たぞ!
顔を出すと、下には二男の小鞠が三つ子を迎えに来ていた
紫茜架 ユカリセリカ
こーちゃん!
紫柚架 ユカリユズカ
こーちゃん!迎えに来てくれたのですか??
紫小鞠ユカリコマリ
迅さんからもぉ遅いから迎えに来てやれって連絡もらったんだよ
紫美架 ユカリミカ
兄貴仕事終わったのか?
紫小鞠ユカリコマリ
あぁ。迎えに行ってやれって叔父さんにも言われたからな
三つ子は下には降りて兄のもとに駆け寄る
紫小鞠ユカリコマリ
たくっ…行くなら行くって言ってからいけよ。だったら、もっと早く迎えに来れたのに
茜架と柚架は甘えるように小鞠の袖を引っ張る
紫茜架 ユカリセリカ
こーちゃんのお仕事の邪魔かなって思ったから
紫柚架 ユカリユズカ
嬉しいです!早く帰ってお話ししましょう
紫美架 ユカリミカ
兄貴ご飯食べてないだろ
作ってやるよ!
みんな嬉しそうに喜ぶ
迅が出てきて三つ子の荷物を持ってくる
迅悠一
暗いから気おつけて帰れよ!
小鞠またな
紫小鞠ユカリコマリ
いつも三つ子がすいません
頭を下げて向きを変え家の方向に歩く
上にまだいる三雲たちに三つ子は手を振りまた明日と言って軽い足乗りで帰る
三雲修
あんな甘えるようなことあの人たちもするんだ
雨取千佳
しっかりしてそうだからもっと大人なんだと思ってた
空閑遊真
こおいう仕事しているから甘えたいんじゃないかな。俺にはそおいうのはわからないけど
空閑のどこか羨ましそうに三つ子の帰る姿を見ているように見える三雲だった

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