玉狛につきぞろぞろと中に入っていく
桐絵が慌ててやってくる
見え透いた嘘の咳払いをする
袋の中からスポーツドリンクを一本渡奥の部屋へと進んでいく
小南は半泣きで後から追いかけてきた
女子+レイジでご飯の支度を始める
と言ってもすき焼きで、ある程度しておいてくれたのですぐにできやがる
未成年はジュース、お茶等、成人はビール缶を片手にする
あちっちこっちで肉の取り合いが始まる
約3名最初に白飯だけを完食しておかわりをする
三人は白米しか頭になく、微笑み黙々と白飯を口に運ぶ
春澄が隣りに来て茜架に肉と野菜を食べさせてあげる
柚架はぐずり、春澄に抱きつく
ほっぺをつんつんと指先でつつく
出水の手を払いのける
アーンと肉を口元に持ってくる
抵抗はするが、手を払いよけようとしない
美架も食べさせててもらうのは絶対嫌だろうが兄には手を出したくないという意味で言葉で抵抗するようだ
追いかけて、椅子に引きずり戻す
みんなその様子がおかしくケラケラ笑い少しずつ時間が過ぎていく
烏丸が三人のもとにやってくる
他の連中は個々の会話に盛り上がりその様子に気づいていない
椅子から立ち上がり木崎のもとに向かう
紫隊全員集合
数分して、紫隊+木崎+烏丸が部屋に帰ってくる
そして、柚架がテレビにDVDをセッティング
三雲隊の三人を呼びソファーに座らせる
再生し画面に映しだされる
他のみんなもそれに気づきテレビの近くに集まりだしたが、太刀川・風間・嵐山・迅は話に夢中で気づいていなかった
始まったのは、陽太郎がまだ赤ちゃんの頃とその隣で寝そべふ迅の若かれし頃だった
陽太郎はずっと泣きそれをあやす迅
一度適当にいないいないばあをするため顔を手で隠す
その間陽太郎は泣きやんだ
ばぁーと顔を見せるとまた泣き出した
映像はそこで終わる
今更気づいた迅が焦りながら飛んてくる
バカにするものや
わからないが尊敬する?者や
真実を暴露する者
フォローする者や
笑い転げる者や
少しずれた質問者をする者や
なんとも言えない顔で冷たい目線を送る者
迅は恥ずかしさのあまり顔が真っ赤になる
迅は抵抗するが木崎はすかさず、もう一つのDVDを取り出す
迅は慌てて今流している動画と木崎の持っている者を回収して自分の部屋に急いで戻る
褒める嵐山と呆れる木虎
荒船は立ち上がって諏訪のそばに行く
諏訪はキレる
そこからは、ハッチャカメッチャ
止めるものや、盛り上げるものなどそれぞれであったがみんな楽しそうだった
未成年が大半なためそこそこの時間でお開きにする
風間はよってフラフラで諏訪が抱え連れ帰り、太刀川はいろんな人に絡み出水が捕まえる
手を振りそれぞれの方向に帰っていくのであった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。