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第1話

トリガー関連
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2019/08/13 16:26
弧月(こげつ)
攻撃力:A 耐久力:A 軽さ:C バランス重視・万能型
日本刀を模したトリガー。ボーダー内でも一番人気の万能ブレード。スコーピオンと違い自由な変形・出し入れが出来ず重さもそこそこあるが、高いレベルでバランスの取れた攻撃力と耐久力により、総合力では間違いなくトップの傑作トリガー。
攻撃手用トリガーで唯一鞘が同伴する。これに収めている間はトリガーをOFFしたのと同じ状態になり、切れ味がなくなる上に行動の邪魔になるが、その間は他のトリガーを使える上に再度抜いた際にもトリオンを追加消費しないという利点がある。
孤月の色を変える事が可能であり、B級ランク戦Round7では、村上が孤月の色を黒にしており、連携によって室内の照明を消す事に寄って、太刀筋を見えにくくする戦術をとった。


弧月(槍)
槍型の攻撃手用トリガー。刃より持ち手の部分の方が武器を構築するトリオンコストが低いため、トリオン能力が高くない米屋がエンジニアと共に「刃を短くし持ち手の部分が長い槍状にすることで、トリオン能力が高くない人間でも長いリーチを手に入れることができる」という発想で発明した。柄の長さを調整することも可能。


旋空(せんくう)
孤月の専用オプショントリガー。トリオンを消費して刀身を瞬間的に拡張できる。振り回されるブレードは先端に行くほど速度と威力が増す。主に「旋空孤月」と呼ばれることが多い。射程アップの性能は効果の持続時間と反比例し、発動時間を短くするほど射程が伸びる。剣のスピードと旋空のタイミングを合わせないと効果が十分発揮できないため、大半の攻撃手は起動時間を1秒程度にし、15メートル程度になるよう発動する。


生駒旋空(いこませんくう)
生駒が使用する旋空の通称。起動時間を0.2秒に絞ることで射程を40メートルにアップさせている。生駒の剣の速さがあって成り立つ唯一無二の技。


幻踊(げんよう)
弧月の専用オプショントリガー。孤月にスコーピオンのような形態変化の能力を付与する。米屋の穂先を自在に曲げる槍の正体。


スコーピオン
攻撃力:A 耐久力:D(刃を伸ばすほど脆くなる) 軽さ:A 攻撃重視・奇襲型
スピード型の攻撃手がよく使用するブレードトリガー。ブレードの出し入れが自由で重さがほぼゼロ、手以外から出すことも可能、トリオンの調節で変形可能といった特徴がある反面、耐久力が低く受け太刀等の防御には適さない。刃を伸ばせば伸ばすほど耐久性が落ちる。欠損した四肢の代わりにすることも可能。投擲など体から離して使用することも可能だが、体から離れた時点で変形させることが出来なくなる。
元々は、迅が太刀川との戦いを考慮して作った。


もぐら爪(モールクロー)
地面・壁面等に接した部位から出したブレードを変形させつつ伸ばし相手の死角から突き出す。たまに風間が使う。


枝刃(ブランチブレード)
トリオン体内でブレードを枝分かれさせた上で外部に展開する。タイミングを合わせれば相手には武器が増えたように見えるが、個々のブレードの耐久力は落ちる。


脚ブレード
足から脛にかけて覆うようにスコーピオンを展開する。太刀川曰く「木虎がたまに使う」。


マンティス
メイントリガーとサブトリガーのスコーピオンを2本繋げることで耐久力を維持しつつ伸張距離を伸ばす荒技。影浦が考案したもので、後に遊真も使うようになる。


レイガスト
攻撃力:B(盾モード時:E) 耐久力:B(盾モード時:SS)軽さ:D 防御重視・重装型
両手剣形のトリガー。スコーピオンのように変形できる機能と攻撃力が下がるかわりに耐久力が上がる盾モードがあるが、ブレードの中では一番重い。ブレード部分の変形は盾モードでも可能。エンジニアの雷蔵が、弾丸トリガーの強化と流行に対抗する為、対弾丸トリガー用ブレードとしてシールドとスコーピオンをベースに開発した。
レイジはこれの柄を必要最低限まで切り詰めており、攻撃時には下記のスラスターを利用することで拳による打撃力を高めたりスローイングダガーのように使う。


スラスター
レイガスト専用のオプショントリガー。トリオンを噴出してブレードを加速させ斬撃の威力を上げる。盾モードで使うと高速移動ができるほどの出力があり、体当たりや短距離の飛行移動にも使える。


銃手用トリガー
中距離戦を目的としたトリガー。弾丸をトリオンで作る必要がある上に、弾丸は炸薬だけでなく噴体や外装にもトリオンを回さないとならないため、ブレード系よりもトリオンの消費が激しく威力も若干低い。弾種や専用のオプショントリガーも記載する。


銃型トリガー(じゅうがた)
銃手ポジションの戦闘員が使用する銃の形をしたトリガー。予め設定した2種類の弾しか撃てないかわりに取り扱いがシンプルで、訓練するほど命中精度は上がる。また、弾丸の射程を20%ほど伸ばす補助機能がある。
展開しても携行しているだけならばトリガーOFFと同じ状態(鞘に収まった弧月と同様)なので、弾丸を射たない限りは同じ側のスロットに入っている他のトリガーを使用することも可能である


突撃銃型(アサルトライフルがた)
突撃銃を模したトリガー。中距離タイプ。


拳銃型(ハンドガンがた)
拳銃を模したトリガー。近距離タイプ。


散弾銃型(ショットガンがた)
散弾銃を模したトリガー。近距離タイプ。威力も高く面攻撃に向いているが、射撃の合間に隙が出来るのが弱点。


機関砲型(ガトリングほうがた)
機関砲を模したトリガー。連射性能が非常に高い。現在判明している使用者は木崎のみ。


アステロイド
特別な効果は無いが、その分威力の高い通常弾。


メテオラ
広い範囲を攻撃できる炸裂弾。トリオン量の調節で爆発の規模も設定可能。またキューブ状態のままで設置し、スパイダーと併用することでブービートラップのようにも使える。


バイパー
弾道を設定して好きなコースを飛ばせる変化弾。ハウンドと比べて複雑な動きが出来る。普通は戦闘前にあらかじめ使い勝手の良い弾道をいくつか決めておき、それを使用する者が多いが、出水や那須のような実力者はその場で弾道を設定する。


ハウンド
目標を自動で追尾する誘導弾。トリオン体の反応を追う「探知誘導」と視線で誘導する「視線誘導」があり、作中では基本的に前者を「追尾弾」、後者を「誘導弾」と表記する。後者のほうが誘導性が高い。弾速が早すぎると誘導性能が発揮できない。攻撃手のサブトリガーとして使用されることも多い。


合成弾
二つの弾丸トリガーを合成したもので、両者の性能を併せ持った弾丸になる。2つ分の弾丸トリガーを同時に使うため、強力な攻撃ができるが、その分トリオン消費も激しい。
射手は戦闘中に合成が可能だが、合成には1分程度時間を要する上に、その間はメイン・サブ両方のトリガーを展開している状態なので無防備となるため乱発はできない。銃手は銃型トリガーに合成弾を装填できるが、その場合その銃は「合成弾しか撃てない銃」になる[注 63]。
作者によれば、もともとは出水が「試しにやってみたら」できたとのこと。ちなみに出水は2秒で合成が可能。


徹甲弾(ギムレット)
「アステロイド+アステロイド」の複合弾。アステロイドの能力を増幅させ、高い貫通力を誇る弾丸。


変化炸裂弾(トマホーク)
「メテオラ+バイパー」の複合弾。メテオラに弾道設定を付与した弾を放つ。バイパーよりも弾速が落ちるため見分けることは可能である。


誘導炸裂弾(サラマンダー)
「メテオラ+ハウンド」の複合弾。メテオラに誘導・追尾性能を付与した弾を放つ。


鉛弾(レッドバレット)
トリオンを重しに変えて相手を拘束する汎用射撃オプショントリガー。直接的な破壊力が無い代わりにシールドと干渉しない。
重くする効果にトリオンを割いているため、射程と弾速が落ちる。そのため、攻撃手の距離での使用となるので、上級者向けのトリガーと言われている。
狙撃手用トリガーと組み合わせることでシールド無視の狙撃をすることができるが、弾速・射程が極端に落ちるため、千佳並みのトリオン量が無いと実用的ではない。
遊真のトリガーは『錨(アンカー)』印としてこの機能をコピーした。


スタアメーカー
銃手・射手用オプショントリガー。弾丸が命中した箇所に、一定時間機能するマーカーを付ける。相手の隠蔽・欺瞞を事実上無効化する。実際には効果が実感できる前に戦闘が終了してまうことがほとんど[29]だが、弱点のダミーを多数作り出すことで長期戦を強いるエネドラとの戦闘では有効に機能し、ボーダー側の勝利に貢献した。


狙撃手用トリガー
遠距離戦・狙撃を目的としたトリガー。いずれのトリガーも一定の射程距離が保証されており、使用者のトリオン量に合わせてそれぞれ決まった性能が伸びるように設計されている。


イーグレット
威力:B 射程:S 弾速:A 速射:C 軽さ:C 射程距離重視・標準型
一般的な狙撃銃の形のトリガー。射程距離を重視した万能タイプ。
トリオン能力が高いほど射程距離が伸びる。
イーグレットは英語で「白鷺(シラサギ)」を意味する。


ライトニング
威力:C 射程:B 弾速:SS 速射:B 軽さ:B 弾速重視・チクチク型
鋭角的な外見のトリガー。威力は低いが弾速が早くて当てやすい軽量級。
トリオン能力が高いほど弾速が速くなる。
ライトニングは英語で「稲光」を意味する。


アイビス
威力:SS 射程:A 弾速:B 速射:D 軽さ:D 威力重視・ドッカン型
対戦車ライフルを模したトリガー。対大型近界民用に威力を高めた代わりに弾速が遅く当てにくい重量級。
トリオン能力が高いほど威力が増す。
アイビスは英語で「朱鷺(トキ)」を意味する。


特殊工作兵用トリガー
特殊工作兵が使用するトラップ用トリガー。
スイッチボックス
トラップトリガーとも呼ばれる特殊工作兵専用トリガー。様々な効果のトラップを各所に複数設置でき、使用者の任意のタイミングで起動させることができる。攻撃用や移動用等、効果は多岐に渡る。ただし消費トリオン量が大きいため他の攻撃用トリガーと同時に装備するのは非常に困難。


オプショントリガー
トリガーの種類の一つで、攻撃性能を持たないが様々な特殊効果をもたらす。


バッグワーム
レーダーに映らないようになるマント。使用中は少しずつトリオンを消費する。スナイパーがよく使うほか、アタッカーが奇襲に使うこともある。
バッグワームは英語で「ミノムシ」を意味する。


バッグワームタグ
バッグワームと同様の効果を持つタグペンダント。バッグワームと比べトリオン消費が少ない。
ただしセット側の他のスロットは使用不可となる。


カメレオン
トリオンを消費して風景に溶け込む隠密トリガー。ただし消えている間は「無敵ではない」「レーダーには映る」「他のトリガーを使えない」という状態になるため攻撃に対して弱くなってしまう欠点がある。


シールド
防御用トリガー。形状は自由に設定でき、防御範囲を小さくするほど耐久力が上がる。アステロイド等の銃手用トリガーと同じように、1つの盾を分割して展開させることも可能。動かすこともできるが、動かすと耐久力が下がる。また遠距離に出現させ離れた隊員を守るといったことも可能。


エスクード
防御用トリガー。地面や壁から堅牢な盾を生やして攻撃を防ぐ。シールドと比較すると耐久力は高いが、変形させることはできず、壁などの生やす場所が必要となり、生やす場所に触れている必要がある。
旧式のトリガーでありトリオン消費が大きい。複数同時に出すことが可能で、相手を挟み込んで拘束することもできる。トリオンが物質化しているので鉛弾なども防げる。


スパイダー
ワイヤー状のオプショントリガー。相手の動きを制限するトラップとして使ったり足場にする[注 65]などが主な用途。色を調整して見辛くすることもできるが、透明化はできないので注意して見れば気づく程度。
メテオラと併用して即興のブービートラップを作るなど、他トリガーとの組み合わせも可能。
スパイダーは英語で「クモ」を意味する。


テレポーター
その名の通り瞬間移動を可能にするオプショントリガー。足を封じられている状態での移動や敵の死角への移動等、使い勝手は良いが、移動先は「視線の方角数十メートル」と決まっているため、熟練者との戦闘では移動先を狙い撃ちされる可能性がある。
再使用までにインターバルがあり、短距離(2 - 3m)の移動には0.5秒、長距離(30m以上)だと数秒掛かり、移動距離=消費したトリオン量によってインターバルも変化する。


グラスホッパー
空中に足場を作り、それに触れることで反発力を起こし加速・移動する機動戦用オプショントリガー。シールドと同様に分割することも可能[42]。対象は使用者本人に限らないので、味方や相手に踏ませて移動をコントロールすることも可能。さらには瓦礫の直後に展開することで即席のカタパルトにもできる。
グラスホッパーは英語で「バッタ」または「キリギリス」を意味する。


乱反射(ピンボール)
自身をピンボールの弾に見立て、相手の周りに展開した複数のグラスホッパーの間を高速で移動し、相手を翻弄しつつ全方位から攻撃をする。


韋駄天
通常のトリオン体では不可能なほどの速さで移動を可能にするオプショントリガー。使用者自身の意識が追い付かないほどの速度で移動するため、事前に移動の軌道を設定しておく必要がある。発動後は軌道を変更できないので、相手に軌道を予想され障害物等を置かれた場合は、無防備な状態で衝突してしまう。


ダミービーコン
外見は浮遊する球状のトリガー。使用者のトリオンを消費して生成され、起動させるとトリオンが尽きるまで周囲のレーダーに偽のトリオン体反応を表示させる。また外部操作で移動させたり反応を消したり(バッグワームを展開した、つまり本物のトリオン体であるかのように欺瞞)することも可能

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