第12話

第二章 続き3
5
2026/08/10 14:56 更新
その刹那—ルルの胸元から淡い緑の光が溢れ出した。
ナポレオン
ナポレオン
!(同時)
テイ
テイ
!(同時)
インカ
インカ
!(同時)
ロ—ズ
ロ—ズ
!(同時)
ルル
ルル
!(同時)
全員が息を呑む。光は徐々に形を作り……花のように開いた掌の中心に結晶化する。
ナポレオン
ナポレオン
これは…
ナポレオンの声が上擦る。
ナポレオン
ナポレオン
ジョセの…『命の繋ぎ』!
テイが前に踏み出す。
テイ
テイ
お父様!この子は本物だ!お母様の加護を受けてる!
ナポレオン
ナポレオン
違う…
ナポレオンは歯を食いしばる。
ナポレオン
ナポレオン
これは罠だ…十年前に私が葬り去ったはずの…
インカが叫ぶ。
インカ
インカ
お父様!十年前ってどういう意味?私たちに隠していたこと…全部話してよ!
長い沈黙が訪れる。ナポレオンの指が震えているのがルルにも見て取れた。彼の唇がゆっくり動き始めた。
ナポレオン
ナポレオン
…ジョセは…十番目の子を身籠もっていた。だが医者は宣告した。『産めば母親は必ず死ぬ』とな
店内の空気が凍り付く。
ナポレオン
ナポレオン
俺は決めた
ナポレオンの目から一筋の涙がこぼれた。
ナポレオン
ナポレオン
ジョセを失うわけにはいかん…だから—
ロ—ズ
ロ—ズ
殺したの…?
ローズが嗚咽を漏らす。

ナポレオンは首を振った。
ナポレオン
ナポレオン
違う。俺は…ハオリに依頼した。ルルを『封印』する代わりにジョセを救う術を見つけろと
ルルの脳裏に昨夜の夢が蘇る。赤子を抱く父の泣き崩れる姿…
テイ
テイ
ハオリさんと久しぶりに会った時に言っていた
テイが低い声で言う。
テイ
テイ
『赤ちゃんは助からない』と。俺はその時なんのことかわからなかったがお父様は—
ナポレオン
ナポレオン
黙れ!
ナポレオンが吼える。
ナポレオン
ナポレオン
ハオリめ…
彼は膝を折り、床に拳を叩きつけた。
ナポレオン
ナポレオン
なぜジョセが亡くなるんだ
ロ—ズ
ロ—ズ
お父様…
ローズがそっと近づく。彼女の手がナポレオンの背に触れた瞬間—

**ガラララッ!**

窓ガラスが砕け散り、黒衣の人影が飛び込んできた。



























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RRR
RRR
おぉ次は何が起こるのでしょう?真実は?他の兄姉は?次回怪しい男現る!

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