第126話
メンバーからの愛
天羽side
“ あなたちゃんへ
あなたちゃんは、いつも俺に優しく
してくれて欲しいもんたっくさん買ってくれて
おまけにご飯もよく誘ってくれてほんまに
理想の先輩って感じです!!
…なんて冗談はさておき。ほんまは怒ったら
めっちゃ怖いし有り得んくらいケチやし
ご飯奢ってくれることなんてそうそう無いです。
でも、そんなあなたちゃんが大好きなのは
事実で、ずっと一緒にいたいって思ってます。
もしもこの先喧嘩することがあっても、
仲直りする時は意地張らず、お互い絶対素直に
なりましょーね?あ、それが難しい場合は、
また大橋くんと大吾くんに俺らの仲介に
入ってもらいましょ。笑
ずっとずーっと仲良しこよしでいたいですっ!
てか、よく俺の事可愛い可愛いって言ってくれ
ますけど、あれ大橋くんと同罪ですからね?!
ほんまに思ってんのか疑ってます。
ということでお詫びに服ください。待ってます♡
道枝駿佑 ”
“ 天羽あなた様
最近寒いですね。俺は、かじかむ手でなんとか
この手紙を書いています。感しゃしてください。
早速、お手紙の方にうつらさせていただきます。
あなたとは、なにわ男子内で唯一の同い年。
気が合う事もあれば、イラつくこともあって、
ショージキ俺らは友達とかメンバーこえて
もう双子やと思ってる。
これは初めて言うけど、実は一時期、めっちゃ
あなたのことキライな時があって。
って言っても俺が入所してすぐの頃やけど。
同い年やのに俺よりなんでもできるあなたが
うらやましくて、しっとしてたんかもしれん。
でも、あなたがりゅう学してから急に
さみしくなって。あいつがおらんと、あかんの
やなって初めて知れたというか。
やから…これからも末ながく、シンメとして
一緒におれたらなって思ってます。
俺には、あなたが必要不可欠やねん。笑
あなた大好き恭ちゃんでした ”
“ あなたへ
※大橋に便箋渡されて仕方なく書いてます。
手紙を書く機会なんてそうそうないし、ましてや
メンバーに書くことなんて番組の企画とかでしか
やった事ないからずっと何書こうか悩んで10分。
とりあえず感謝したいことつづっていくな。
まず、なにわ男子がバラバラにならへんように
約3年間支えてきてくれてありがとう。
あなたは、いつも周りを見てて、なんか心の
変化があったような奴には声掛けてるよな。
そういう事続けてるあなたってほんますごい
と思うし、尊敬する。そのおかげで、こうやって
仲良く活動できてるわけやし。
入所してきた時はあんなちっさかったあなたが
今ではめっちゃ頼もしいメンバーになってる
ことが今でも不思議でならへん。
ほんまに、いつもありがとう。
…とかなんとか感謝の文書いてたらちょっと
恥ずなってきたからもうやめとくわ。
これからもよろしく。
藤原 ”
“ 天羽あなたさんへ
どうも〜この企画の考案者・大橋で〜す(笑)
俺もみんながどんな事を手紙に書いたか
知らへんのやけど、どんなの書いてた〜?
感動系??それともボケてた?
まぁ、俺は感動系狙ってこかなって思てる(笑)
改めまして、あなたへ。
あなたとは、2009年組としてこれまで
せっさたくま(漢字が分からへん〜💦)
してきました。でもあなたの方がグループ
組むのが早くて、そこがかなり悔しかったなぁ…
同期やけど、、別の世界にいる気分というか。
もちろん、あなたの実力がすごいから
グループのメンバーとして選ばれるわけやし、
そこは認めなあかんのやけど…やっぱり心の
どっかでモヤモヤしてた。
そんなあなたとなにわ男子として一緒の
グループになって、なんか…その時めっちゃ
嬉しかってん。そりゃ色々思うことはあったけど
あなたとグループ組めたんや、って思いも
強くてな?ずっと、あなたの後ろで踊ってた
から、やっと同じラインに立てたと思った。
やから結成して何ヶ月かはずっとニヤニヤ
してたんやで?知ってたかなぁ?(笑)
あなたはなんとも思ってないやろうけど、
同期にあなたがおったから腐らんとここまで
頑張れたんやと思う。ほんまありがとう。
それと、大好きやで〜!!!(笑)
大橋和也 ”
はっすんの手紙を最後まで読み終わって、
私はふっ、と微笑んだ。
なんか…愛されてんなぁ、って。
別に電話とかメール、口頭で言っても良いのに、
こうやってわざわざ手紙に記してくれるのが
嬉しくて。
もう一度手紙を読み返してると、
これまでの思い出とかぶわーって蘇ってきて、
なぜか目の前がぼやけてきた。
あぁもう、、はっすんふざけてる。
目腫れるやんかぁ、仕事あんねん午前から!!
こんな泣いてる時間なんてないから、
とりあえずティッシュで目を押さえながら
仕事へ行く準備をする。
あーもう止まれ私の涙!!