第28話

我慢なんぞ
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2026/08/16 14:45 更新


〈末澤side〉






「ねぇ、ポリネシアンしてみない?」


「なんそれ」







今夜も、どことなく甘い空気が漂う寝室。

佐野が提案してきた。







「5日間最後までシないで、身体は触り合ったりするの」



「なんやそれ、それのなにがええの」



「お願い、やってみたい〜」



「う〜ん…まぁ、ええけど」



「ありがとっ!」







佐野の大きな手が、頭から頬、首筋から肩へ


そのまま背中を撫でて、俺の輪郭を隈なくなぞっていく。





いつもなら甘く激しいキスが止まらないのに、
今日は息がかかるところで止まる。







もどかしい。





もどかし過ぎて、全身に熱を帯びるのがいつも以上にわかってしまう。









「んっ...あっ」



「誠也くん気持ちええ?」


「んぅ…はぁ…なんか変な感じ…あっ」



「ふふっ…身体めっちゃ動いてんで?」



「誠也くんも触って?」



そう言うので、恥ずかしいが佐野の中心に手を伸ばす。







パシッ



触ろうとした瞬間、手を掴まれた。






「ごめん、ココは5日目まで触らんで?」



「誠也くんのココも5日目まで我慢やで」



「え…そうなん?」



「我慢した分、めっちゃ気持ちええねんて」



こんなことを何日も我慢出来る気がしない。








「あっ…んぅ…キスして…」



「今日は我慢して」





またもや唇が触れないところで、吐息がかかる。




「んはぁっ…近いっ…あんっ」



「ふふっ近いだけで感じてんねや?えっちやね」





強めに撫でたり、敏感な部分を摘んだり。




こんなん…頭おかしなるっ…







「誠也くん、俺のことももっと触って?」



ぐいっと身体を起こされ、
佐野の上に跨る体勢になった。




「ほら…この辺なぞってみて」



手を掴まれ、下腹部を撫でる。




「んっふぅ…ん、上手」







この辺弱いんや。





佐野が俺にしてくれるように首筋から腰にかけて強めになぞってみたり、下腹部を撫で回した。






「んぁっ…誠也くんっ…気持ちっ」





感じてる佐野をみて、ゾクッと下が疼いた。









「そのまま触ってて」


「んぁっ...やぁっ…さのっ」






撫で回される手に、快感ともどかしさが交互にやってくる。







触れ合うだけでこんなに熱くなって、
溶けそうになるなんて。






段々と、お互いの撫でる手が強くなる。









「んぁぁぁっ…もうっ…イクぅ…!」



「んっ…ハァッ…一緒にイこっっ!!」






白濁の液が、火花を散らすように撒かれた。








「ハァッハァッ…誠也くん、続けられそ?笑」



「無理…ハァッ…」



「ハハッ笑 自分から言っといてやけど、俺も無理やな笑」







それなら…



「なぁ、それやったらチューしてや」




「んふふっ いいですよ」





チュッ







「……今日はもう終わり?」



「そんなわけないやん…」











先程までのもどかしさを埋めるように
貪り合って夜を明かした。











end.

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