第29話

赤ずきん
819
2026/08/21 15:06 更新


〈末澤side〉






優しく撫でる大きな手。



俺だけを見ろと言わんばかりのつぶらな瞳。



今にも丸呑みされそうな大きな口。







「……狼やん」




「ん?どしたん誠也くん」







行為を終えた後、身を寄せ合いしっとりした空気の中、ふと思ったのだ。








「…佐野の手はどうしてそんなに大きいの?」






「え、赤ずきんちゃん?笑」


「そんなん誠也くんを愛すためやん」





サラッとそんなことを言えてしまえる佐野が
憎らしくも愛おしい。






「じゃあ…佐野の口はどうしてそんなに大きいの?」



「それは誠也くんを味わい尽くすため」






そう言い出した途端、佐野は俺を上から見降ろした。






チュッ……チュウッ……





頬、耳、首筋、そして唇に熱いキスが落とされる。







「んうっ……ハァッ……さのっ……」




「誠也くん甘いね」







チュウッ……クチュッ






「んあっ……」







佐野のキスは毒のように甘く、深く、
全身を麻痺させる。 






お互いもっと…と言うように舌が絡み合う。



辿り着けないところまで探すように。








「さ…さのっ…ハァッ…もうきてッ……///」






「誠也くんのここまで届けたろ…」






妖しい笑みを浮かべながら、俺の腹を撫で、
すでに蜜が溢れる場所に昂りを当ててきた。







「んあっ……///あっ…そんな手前で……あっ」





「ここで焦らされるん好きよな?」





ヌチュヌチュと卑猥な音をたてながら、
亀頭が入口を刺激する。







「アンッ…アッ...///はやく奥きてっっ……///」






「ほな、いくで」





ズンッ







「んぁぁぁぁぁあ゛奥きたぁっっ……///」





「ここに欲しかったんやろ?」





トントンと奥の1番イイ所を連続で突かれる。





「あっあっ……あんっ……あっ……きもちっ」



「あぁ……誠也くんの気持ちよさそうな声聞くだけで
イきそ……」






「いやぁっ……///」






どんどんスピードを上げて腰を打ちつけてくる。







「このまま孕ませたいッ……クッ」




「あぁぁあっ/// そんなこと言うなぁっ///」




「ハァッ……誠也くんっ好きっ……奥に出すでっ」




「んあ"ッッ、、ん゛っ...出してぇっ孕ませてぇ///」




「あぁっ……イクっ」














「ハァッハァッ……んぁっ……ここまできたでっ……」






自身の液がかかった腹を撫でつつ、
佐野に告げた。








「ハァッ……誠也くんエロすぎ……」










鎖骨を噛み付かれ、

狼の宴はまだ終わらないようだ。













end.




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