〈末澤side〉
優しく撫でる大きな手。
俺だけを見ろと言わんばかりのつぶらな瞳。
今にも丸呑みされそうな大きな口。
「……狼やん」
「ん?どしたん誠也くん」
行為を終えた後、身を寄せ合いしっとりした空気の中、ふと思ったのだ。
「…佐野の手はどうしてそんなに大きいの?」
「え、赤ずきんちゃん?笑」
「そんなん誠也くんを愛すためやん」
サラッとそんなことを言えてしまえる佐野が
憎らしくも愛おしい。
「じゃあ…佐野の口はどうしてそんなに大きいの?」
「それは誠也くんを味わい尽くすため」
そう言い出した途端、佐野は俺を上から見降ろした。
チュッ……チュウッ……
頬、耳、首筋、そして唇に熱いキスが落とされる。
「んうっ……ハァッ……さのっ……」
「誠也くん甘いね」
チュウッ……クチュッ
「んあっ……」
佐野のキスは毒のように甘く、深く、
全身を麻痺させる。
お互いもっと…と言うように舌が絡み合う。
辿り着けないところまで探すように。
「さ…さのっ…ハァッ…もうきてッ……///」
「誠也くんのここまで届けたろ…」
妖しい笑みを浮かべながら、俺の腹を撫で、
すでに蜜が溢れる場所に昂りを当ててきた。
「んあっ……///あっ…そんな手前で……あっ」
「ここで焦らされるん好きよな?」
ヌチュヌチュと卑猥な音をたてながら、
亀頭が入口を刺激する。
「アンッ…アッ...///はやく奥きてっっ……///」
「ほな、いくで」
ズンッ
「んぁぁぁぁぁあ゛奥きたぁっっ……///」
「ここに欲しかったんやろ?」
トントンと奥の1番イイ所を連続で突かれる。
「あっあっ……あんっ……あっ……きもちっ」
「あぁ……誠也くんの気持ちよさそうな声聞くだけで
イきそ……」
「いやぁっ……///」
どんどんスピードを上げて腰を打ちつけてくる。
「このまま孕ませたいッ……クッ」
「あぁぁあっ/// そんなこと言うなぁっ///」
「ハァッ……誠也くんっ好きっ……奥に出すでっ」
「んあ"ッッ、、ん゛っ...出してぇっ孕ませてぇ///」
「あぁっ……イクっ」
「ハァッハァッ……んぁっ……ここまできたでっ……」
自身の液がかかった腹を撫でつつ、
佐野に告げた。
「ハァッ……誠也くんエロすぎ……」
鎖骨を噛み付かれ、
狼の宴はまだ終わらないようだ。
end.











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!