さて…と
安土城に住み始めて約一週間が経っていた
私の最近の日課は……
いやあー逃げても無駄なの分かってるんだけどねー……
だって、おいっちゃんいっつも頭から突っ込んでくるから怖いんだよぉー!
ドタドタ…!
私達の足音は相当響いていると思うけど、、、
安土の人達はこれが日常で平和だ。とか言って助けてくれないんだよね
私、来たばっかだから!日常もクソもないよ!
うわ!
結構、近いよぉ!!!
サッ...
私は、後ろの襖に誰かに引っ張っられて部屋に入った
後ろが誰か確認出来ないまま腕に閉じ込められていた
ドタドタ…………
おいっちゃんの足音が遠くに行った
私はお礼を言おうと後ろを振り向いて驚いた
なんと……なんと……助けてくれたのは
光秀さんはまたハハと笑った
かっこいい……私は思わず見とれてしまった
こんなくだらない事を言っても笑ってくれるんだー
いいねー優しいですねー(*´ω`*)
じゃあな、と言って光秀さんは出ていった
…………………………………………
私はそれ以降よく光秀さんと会う事が多くなった
そう言って光秀さんは去って行った
……私は少し引っかかった事がある
それは…………光秀さんがお前としか私を呼んでくれないのだ!
なんだろう……?分からないけど、モヤモヤする……
私はそんな、平凡な事で悩んでいた……
そんな悩みと比べ物にならないくらい、もっと壮大なことで悩んでいる人が周りにいたのに
この安土での暮らしがあまりにも居心地が良すぎて私は忘れていたのだ
この時代のとても有名な事件を…………
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。