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第2話

新しい兄弟のヒミツ
 トントンッと階段を降りてくる赤髪の男の子。
お義父さん
お義父さん
おー、莉犬!
こちら、お姉さんのあなたちゃんだよ
 お義父さんの言葉とその男の子の格好に、私は口をパクパクさせる。
あなた
あなた
(え……え……り、莉犬くん?マジ?嘘だよね……!?えっ!?)
 私は、すとぷりがまだあまり人気じゃなかった頃から知っていたいわゆる古参だ。
コメントだって何回も読まれたことあるし、名前だって呼ばれたことがある。
莉犬くん
莉犬くん
あなた姉ちゃん。よろしくね!
 ニコニコと笑って、莉犬くんは無邪気に手を差し出す。
あなた
あなた
(あなた姉ちゃん?夢!?)
 大好きなすとぷりの莉犬くんが、目の前にいる。
待って、本当に!?
私、今日命日だわ。
 莉犬くんが、なかなか手をとらない私を見て小首をかしげる。
あなた
あなた
あの……まさか、すとぷりの莉犬くんですか?
 私がやっと聞くと、莉犬くんは笑って、
莉犬くん
莉犬くん
そうそう!あ、もしかしてあのあなたちゃん?ずっと前から握手会とか来てくれる……
と言って、私の手をとってブンブンと振る。
あなた
あなた
そうです!
 認知されていたという事実に、私は胸の高鳴りを抑えられない。
莉犬くん
莉犬くん
やっぱり〜?
すごく可愛い子だったから覚えてるよ!いつもありがとう
あなた
あなた
そんなこと……///
こちらこそありがとうございますっ!
 言いたいことは沢山あるのに、出てくるのはありきたりな言葉ばかりで。
お母さん
お母さん
よかったわ。あなたが喜んでくれて
お義父さん
お義父さん
そうだね。じゃあ、俺たちは先に部屋を回っていようか
お母さん
お母さん
そうね
 お母さんとお義父さんは、微笑ましそうに言って2階へ行く。
 2人だけになり、私は改めて莉犬くんを見る。
あなた
あなた
(推しと姉弟だなんて夢みたいだ……)
 そんなことをボーッと考えていると、
莉犬くん
莉犬くん
あっ、るぅとくん呼んでこよっか?
と莉犬くんが提案した。
あなた
あなた
る、るぅとくん……
 すとぷりメンバーが私の義兄ちゃんと義弟だなんて……。
莉犬くん
莉犬くん
るぅとくん〜!
るぅとくん
るぅとくん
なんですか、莉犬!……あ、初めまして
 莉犬くんが2階の部屋に呼びかけると、黄色の髪の男の子が出てくる。
あなた
あなた
本物だぁ……!
 既に泣きそうな私。
莉犬くん
莉犬くん
あなた姉ちゃんって、昔から来てくれてた、あの子だよ
るぅとくん
るぅとくん
あ〜!あの子ですか!
 莉犬くんがるぅとくんに説明すると、すぐに理解したようだ。
まさかの展開。
るぅとくん
るぅとくん
あなたちゃんは、高3でしたよね?
あなた
あなた
あ、はい
るぅとくん
るぅとくん
僕は高2、莉犬は高1なので敬語じゃなくていいですよ
あなた
あなた
う、うん。
……でも、なんか今までの癖でw
 るぅとくんが優しく言ってくれるが、私は状況が上手く飲み込めない。
るぅとくん
るぅとくん
あー、そうで──────
???
???
ただいまー
 その時、るぅとくんの声を遮り誰かが扉を開けた。