《あ、あなたちゃん!お疲れ様!》
《私達これから帰るけどあなたちゃんはどうする?》
《そう、真面目な子ね。それじゃあなたちゃん、お疲れ様》
【スタスタスタスタスタスタ…バタン】
頭を下げたあと、椅子に箱を置きロッカーを開け携帯を手に取る
【ポチッ】
気になり電話ボタンを押すと1分もせずに電話でた
《あなた?今どこにいるの?》
《大変なのよ!あんた宛に手紙がきてるの!》
《手紙の内容、『あなたをアイドルグループに歓迎いたします。この手紙を読み終わりましたら事務所の社長室まで足を運んで下さると助かります。それではお待ちしております…』なのよ!あなた!》
《とにかく、急いで社長室に行きなさい!わかった?》
わけも分からないまま急いで社長室に向かった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。