第13話

12話
144
2021/05/06 14:06
※前回、シンデレラと言ってましたが、白雪姫に変えさせてもらいました。配役等は前回をお読みくださるようお願いします。
僕達は練習を何回もし、文化祭当日を迎えた。
デュース(魔女)
鏡の中に閉じ込められた男よ
デュース(魔女)
宇宙かなたの暗闇から出ておいで
デュース(魔女)
吹きすさぶ風にのって早く
デュース(魔女)
さあ!
デュース(魔女)
顔を見せるのです
鏡役
何をお聞きになりたいのですか?
デュース(魔女)
鏡よ鏡
デュース(魔女)
この世で1番美しいのはだあれ?
鏡役
…確かに女王様はお美しい。ですが、若い娘の姿がみえます
そして女王は鏡が言っているのが白雪姫のことだと知りました。
一方白雪姫は掃除をしていました。
ユウ(白雪姫)
この井戸は不思議よ
ユウ(白雪姫)
この井戸はね
ユウ(白雪姫)
望みを叶える井戸
少し飛ばします
白雪姫は井戸に向かって歌っています
ユウ(白雪姫)
すてきなひとが
ユウ(白雪姫)
現れますように
ユウ(白雪姫)
歌っていると、王子がやってきます。
驚いた白雪姫は中に逃げてしまいました。
(ごめんなさい、大分飛ばします)
白雪姫は毒林檎を食べて眠ってしまいます。
そして、王子様がやってきて、眠っている白雪姫に口付けをしたのです
すると、白雪姫は目を覚ましたのです。
それから2人は一緒になり、幸せになりました。
僕達は出し物が終わってから、校内の色々な所をまわった。
エース
エース
それにしても、ユウ、女装似合ってたなw
ユウ
嬉しくない…
ユウ
それならエーデュースだって衣装似合ってたよ
エース
エース
おお、ありがとうw
デュース
デュース
僕は嬉しくない…
デュース
デュース
それにしてもユウ、歌うまかったんだな
デュース
デュース
歌声、綺麗だったよ
ユウ
ありがとうw
ユウ
デュースだってなかなかの演技力だったよ
エース
エース
…俺の事は衣装の事しか言わねえのかよ!
ユウ
だって演技だって微妙だったんだもん
エース
エース
お世辞でもいいから褒めろよ!!
ユウ
あははっ
ナイトイレブンカレッジでは、文化祭の出し物で1位をとったクラスが何か一つだけ願いを聞いてもらえるらしい。
そして、次の日
僕達は1位をとった。
願いを何にするか話し合っていたところ、こんな意見が出てきた。
モブ生徒
…オンボロ寮を綺麗に建て直したらどうかな?
モブ生徒
僕たちが1位を取れたのはほとんどユウのおかげだし
デュース
デュース
それ賛成!
皆がその意見に賛成した。
委員長
では、願い事はオンボロ寮の再建ということでいいですか?
モブ生徒
はい
ユウ
皆いいの?
モブ生徒
もちろん!
ユウ
…ありがとう!
エース
エース
そうなると寮の名前も変えた方がいいよな
エース
エース
オンボロじゃ無くなるわけだし
モブ生徒
確かに。
エース
エース
どうする?ユウ、変える?
ユウ
うーん…
ユウ
変えるも何も、勝手に僕たちがそう呼んでただけじゃない?
エース
エース
そういえばそうだな。
ユウ
まあ、それは別として
ユウ
僕はそのままがいい。
ユウ
『オンボロ寮』が僕にとって馴染みが深いし、名前を変えたら僕たちの今までの思い出が無くなったような気になるんだ。
エース
エース
…ユウがいいならそれでいいよ
そして1ヶ月後、オンボロ寮が綺麗になった。
それまでの間はポムフィオーレ寮にいさせてもらった。
早速行ってみると、外見がどこかの国のお城のようで、中も廊下は綺麗になって、ベッドなどの家具も新しくなっていた。
ユウ
…掃除が大変だろうな
ゴーストは相変わらずここに居る。
手伝ってもらおう…
ユウ
皆にお礼を言わなきゃな
僕は皆の元へ帰って行った。

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