第134話

🐯
3,996
2019/10/09 07:46
お粥を作っているとソファの方から声が聞こえる。





















テヒョン
テヒョン
あ…俺寝てた…
you
you
寝てて?熱あるんだから。仕事は今日は休んでって오빠が
テヒョン
テヒョン
あなたは?
you
you
私も今日は休んだ

















そう言うとてつおは嬉しそうに笑う。

















テヒョン
テヒョン
一日中一緒にいられるとか初めてじゃん
 















言われてみればそうだった。















付き合ってからずっと会えるのは仕事が終わってからで。


















朝から夜までずっと一緒にいたことなんてなかった。






























you
you
そうだけど…今日はゆっくり休んでよ?
テヒョン
テヒョン
はいはい


















私は出来上がったお粥を持って、てつおが横になっているソファの前のテーブルに運ぶ。
















テヒョン
テヒョン
ありがと、あなた















てつおは体を起こし、にこにこな笑顔でフーフーしながら「おいひい」ってお粥を食べる。

































またこうやっててつおと過ごせる日が来るなんて思ってなかった。



















目の前で熱そうにお粥を食べるてつおが愛おしくてたまらなかった。



















ずっと……この先ずっとてつおと一緒にいたいって思った。





















てつおもそう思ってくれてたら嬉しいな…















テヒョン
テヒョン
ねえあなた?
you
you
ん?
テヒョン
テヒョン
昨日のことは許してくれなくていい。けど…これからも俺のそばにいてくれる?もうあんなこと絶対ないようにするから。
you
you
許すもてつおは何も悪くないでしょ?私はこれからもずっとてつおのそばにいるよ













そう言うとてつおは嬉しそうに笑った。

























この笑顔をずっとそばでみたいって思った。

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